1級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
午後 ハ 問87

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 午後 ハ 問87 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、「建築士法」上、誤っているものはどれか。
  • 工事監理とは、その者の責任において、工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかを確認することをいう。
  • 一級建築士になろうとする者は、国土交通大臣の行う一級建築士試験に合格し、国土交通大臣の免許を受けなければならない。
  • 建築士は、工事監理を行う場合において、工事が設計図書のとおりに実施されていないと認めるときは、工事施工者に、当該工事を設計図書のとおりに実施するよう求めなければならない。
  • 建築士は、工事監理を終了したときは、省令で定めるところにより、その結果を文書で都道府県知事に報告しなければならない。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は4です。

建築士法20条第3項には「建築士は、工事監理を終了したときは、直ちに、国土交通省令で定めるところにより、その結果を文書で建築主に報告しなければならない。」とあります。

建築士からの報告先は、建築主でなければなりません。

他の1・2・3は正しく述べています。

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02

「建築士法」上、言葉の定義や規定に関する問題です。

選択肢1. 工事監理とは、その者の責任において、工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかを確認することをいう。

〇 正しいです。

工事監理とは、その者の責任において、工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認することです。

(「建築士法」第2条)

選択肢2. 一級建築士になろうとする者は、国土交通大臣の行う一級建築士試験に合格し、国土交通大臣の免許を受けなければならない。

〇 正しいです。

一級建築士になろうとする者は、国土交通大臣の免許を受けなければなりません。

一級建築士の免許は、国土交通大臣の行う一級建築士試験に合格した者が受けられます。ただし、次のいずれかに該当しないと受験できません。

➀ 学校教育法大学で建築科目を修めて卒業した者で、卒業後建築の実務の経験を2年以上有する者

② 学校教育法短期大学で、建築科目を修めて卒業した者で、卒業後、建築実務経験を3年以上有する者

③ 学校教育法短期大学か高等専門学校で、建築科目を修めて卒業後、建築実務経験を4年以上有する者

④ 二級建築士として設計と実務経験を4年以上有する者

⑤ 国土交通大臣が➀~④の者と同等以上の知識・技能を持つと認める者

(「建築士法」第4条)

選択肢3. 建築士は、工事監理を行う場合において、工事が設計図書のとおりに実施されていないと認めるときは、工事施工者に、当該工事を設計図書のとおりに実施するよう求めなければならない。

〇 正しいです。

建築士は、工事監理を行う場合、工事が設計図書のとおりに実施されていないと認めるときは、直ちに、工事施工者に対して、その旨を指摘して工事を設計図書のとおりに実施するよう求めます

工事施工者がこれに従わないときは、その旨を建築主に報告します。

(「建築士法」第18条)

選択肢4. 建築士は、工事監理を終了したときは、省令で定めるところにより、その結果を文書で都道府県知事に報告しなければならない。

× 誤りです。

建築士は、工事監理を終了したときは、直ちに、省令で定めるところにより、その結果を文書で建築主に報告しなければなりません。

「都道府県知事に報告」は誤りです

(「建築士法」第20条)

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