1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ロ 問31
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ロ 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
機械器具に接続する電路において、地絡遮断装置を省略できるものとして、「電気設備の技術基準とその解釈」上、誤っているものはどれか。
ただし、機械器具には簡易接触防護措置は施されていないものとする。
ただし、機械器具には簡易接触防護措置は施されていないものとする。
- 電気用品安全法の適用を受けた単相100Vの二重絶縁構造の電動工具に電気を供給する電路
- 水気のある場所に施設する単相100Vのコンセントに電気を供給する電路
- 乾燥した場所に施設する三相200Vの機械器具に電気を供給する電路
- 接地抵抗値が3Ω以下のD種接地工事が施された三相200Vの電動機に電気を供給する電路
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この過去問の解説 (3件)
01
機械器具に接続する電路で、地絡遮断装置を省略できる場合の問題です。
地絡遮断器は、金属製外箱をを持ち使用電圧 60 V を超える低圧機械器具に接続する電路に、地絡を生じたときに自動的に電路を遮断する装置を施設することが規定されています。ただし、選択肢にあるような場合には、設置は不要です。
〇 正しいです。
電気用品安全法の適用を受ける2重絶縁構造の機械器具には、地絡遮断器は不要です。電動工具は60Vを超えた低圧機械器具に当たります。
× 誤りです。
機械器具の対地電圧が150V以下の場合で、水気のある場所以外の場所に設置した場合は、不要になります。なお、水気のある場所以外の場所とは、乾燥した場所か湿気のある乾燥した場所となります。
問題では、「水気のある場所に施設する」となっているため、誤りです。
〇 正しいです。
低圧の機械器具を乾燥した場所に設置する場合は、不要です。
〇 正しいです。
低圧機械器具に D 種接地工事が施され、接地抵抗値が 3Ω 以下の場合は、不要です。
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02
機械器具に接続する電路において、地絡遮断装置を省略できる場合の問題です。
〇 正しいです。
器具の構造上、地絡による感電の危険性が少ないと見なされるためです。
✕ 誤りです。
水気のある場所は、地絡が発生しやすくなります。
人体の接地抵抗も小さくなって大きな感電電流が流れ、
感電時のリスクが高まるため、地絡遮断装置を設置しなければなりません。
〇 正しいです。
乾燥した場所は、地絡の発生が少ないと考えられるからです。
〇 正しいです。
仮に地絡が発生しても、接地線を通して地絡電流が流れ、人体への影響は
少ないと考えられるからです。
一般に、地絡遮断装置は、漏電遮断器と言われ、
漏電しやすい回路に設置します。
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03
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。
電気設備の技術基準の解釈第36条で地絡遮断装置の施設について規定していますが、例外規定として省略できるケースが定められています。この中で、あてはまらないものは
"水気のある場所に施設する単相100Vのコンセントに電気を供給する電路"となります
適当です。
不適当です。
適当です。
適当です。
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