1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午後 ロ 問2

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午後 ロ 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

バーチャート工程表の特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 各作業の所要日数、日程が把握しやすい。
  • 現場の工程変化に対し、補正・補足が容易である。
  • 横線式工程表の一種であり、各作業の余裕時間が把握しやすい。
  • 作業間の手順が概ね分かり、工程上の問題点の把握が容易である。

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この過去問の解説 (3件)

01

バーチャート工程表とは、各作業の開始日と終了日を横線で表した工程表で、作業の所要日数や日程、余裕時間などが一目で分かります。また、現場の工程変化に対しても柔軟に対応できるというメリットがあります。

選択肢1. 各作業の所要日数、日程が把握しやすい。

この選択肢は適切です。バーチャート工程表では、各作業の所要日数や日程が横線の長さや位置で分かります。例えば、横線が長いほど所要日数が長く、左にあるほど早く始まるということが分かります。

選択肢2. 現場の工程変化に対し、補正・補足が容易である。

この選択肢は適切です。バーチャート工程表では、現場の工程変化に対しても横線を書き直すだけで対応できます。例えば、作業が遅れた場合は横線を右にずらし、作業が早まった場合は左にずらすということができます。

選択肢3. 横線式工程表の一種であり、各作業の余裕時間が把握しやすい。

この選択肢は不適当です。横線式工程表とは、各作業の開始日と終了日を横線ではなく点で表した工程表で、バーチャート工程表とは異なります。横線式工程表では、各作業の余裕時間が分かりにくいという欠点があります。

選択肢4. 作業間の手順が概ね分かり、工程上の問題点の把握が容易である。

この選択肢は適切です。バーチャート工程表では、作業間の手順が概ね分かります。例えば、横線が重なっている場合は同時に行われる作業であり、横線が上下に並んでいる場合は順番に行われる作業であるということが分かります。また、工程上の問題点も把握しやすくなります。例えば、余裕時間が少ない作業や遅れが他の作業に影響する作業などが分かります。

まとめ

バーチャート工程表の特徴を理解しているかどうかを問われています。バーチャート工程表をイメージし各選択肢が特性を捉えてるか判断する必要がある問題です。

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02

バーチャート工程表の特徴に関する問題です。

バーチャート工程表は、縦軸に各作業を、横軸に年月日をとった工程表で、最も一般的に使用される工程表です。

選択肢1. 各作業の所要日数、日程が把握しやすい。

〇 正しいです。

各作業の所要日数は横線の長さで、日程は横線の位置でわかります。

選択肢2. 現場の工程変化に対し、補正・補足が容易である。

〇 正しいです。

バーチャート工程表は、簡単に訂正したり、上書きしたりすることができます。

選択肢3. 横線式工程表の一種であり、各作業の余裕時間が把握しやすい。

✕ 誤りです。

バーチャート工程表では、各作業の余裕時間は把握できません。

各作業の余裕時間は、ネットワーク工程表であれば確認できます。

選択肢4. 作業間の手順が概ね分かり、工程上の問題点の把握が容易である。

〇 正しいです。

各作業の開始日や終了日が横線の位置でわかるので、相互の手順がわかりやすいです。

参考になった数4

03

バーチャート工程表の特徴に関する設問です。

各工程表の特徴はよく出題されるので覚えておきましょう。

選択肢1. 各作業の所要日数、日程が把握しやすい。

適切です。

バーチャート工程表には各作業の所要日数、日程が把握しやすいという長所があります。

選択肢2. 現場の工程変化に対し、補正・補足が容易である。

適切です。

バーチャート工程表は、現場の工程変化に対し、補正・補足が容易です。

選択肢3. 横線式工程表の一種であり、各作業の余裕時間が把握しやすい。

不適切です。

各作業の余裕時間はバーチャート工程表では読み取れません。

各作業の余裕時間はネットワーク工程表を用いることで求めることが可能です。

選択肢4. 作業間の手順が概ね分かり、工程上の問題点の把握が容易である。

適切です。

バーチャート工程表により、作業間の手順が概ね分かり、工程上の問題点の把握が容易です。

参考になった数3