1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午後 ハ 問6
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午後 ハ 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
バスダクト工事による低圧屋内配線に関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
- 造営材に水平に取り付けるバスダクトの支持間隔を3mとした。
- 電気シャフト(EPS)内に垂直に取り付けるバスダクトの支持間隔を6mとした。
- 使用電圧400Vの屋外用バスダクトを湿気の多い展開した場所に施設した。
- 使用電圧400Vのバスダクトに、人が接触しないようさくを設けたので、バスダクトにはD種接地工事を施した。
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この過去問の解説 (3件)
01
バスダクトの支持間隔、使用電圧、施設場所、接地工事などの要素を考慮して、技術基準と照らし合わせることで、最も不適切な選択肢を特定する必要があります。
水平に取り付けるバスダクトの支持間隔は、一般的に2.5m~3mとされるのが一般的です。この選択肢は、技術基準の範囲内での施工と考えられます。
バスダクト内で垂直配線を施す場合、その支持間隔は6m以下にする必要があるため、選択肢の記述は適切です。
湿気の多い場所での使用は、腐食や絶縁劣化のリスクが増大するため、この選択肢は不適切となります。
使用電圧が300Vを超える場合はC種設置工事の施工が通常ですが、人が接触しないよう措置を施した場合はD種接地で良いとされています。よって選択肢の記述は適切です。
バスダクト工事、低圧配線施工を安全に実施するため各基準を理解しておく必要があります。
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02
バスダクト工事による低圧屋内配線に関する問題です。
〇 正しいです。
技術基準により、バスダクトの水平支持間隔は3m以下とされています。
〇 正しいです。
技術基準により、バスダクトの垂直支持間隔は6m以下とされています。
✕ 誤りです。
バスダクトは密閉構造ではないため、湿気の多い展開した場所に設置してはなりません。
〇 正しいです。
本来はC種接地工事が必要ですが、人が接触しない場合はD種接地工事に緩和されます。
バスダクトは大電流を流すことが可能なので、変圧器の二次側母線などによく使用されます。
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03
バスダクト工事による低圧屋内配線に関する設問です。
適切です。
バスダクトの支持間隔は、水平の場合は3m以内、垂直の場合は6m以内となります。
適切です。
垂直に取り付ける場合の支持間隔は6m以内です。
不適切です。
バスダクトを湿気の多い場所に設置してはいけません。
適切です。
設問の通りの施工が望ましいです。
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