1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午後 ハ 問5
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午後 ハ 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
構内電気設備の合成樹脂製可とう電線管(PF管、CD管)の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
ただし、使用電圧は、300V以下とする。
ただし、使用電圧は、300V以下とする。
- 太さが28mmの管を曲げるときは、その内側の半径を管内径の6倍以上とした。
- コンクリート埋込の管は、バインド線で鉄筋に結束し、支持間隔を1.5mとした。
- 合成樹脂管に金属製のボックスを接続して使用したが、乾燥した場所に施設したので接地工事を省略した。
- CD管はコンクリート埋込部分に使用し、PF管は二重天井内の隠ぺい部分とコンクリート埋込部分で使用した。
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この過去問の解説 (3件)
01
施工の際の基準や、接地の重要性、さらには各管の使用場所として適切なものを理解することが求められています。
この選択肢は、管の曲げる際の基準に関するものです。管を曲げるときに、その内側の半径を適切な大きさに保つことは、管の破損や変形を防ぐための基本的な手法です。ここで示されている「管内径の6倍以上」という基準は、多くの場合において、管が適切に曲げられることを保証するものとなります。この基準を守ることで、安全に施工が行えますので、選択肢の記述は適切です。
通常、管の支持間隔は使用する材料、設置する環境に応じて決められます。合成樹脂製可とう電線管(PF管、CD管)をコンクリート埋込で使用する場合は支持間隔を1.0m以下にする必要があるため、選択肢の記述は不適当です。
合成樹脂管工事に金属製ボックスを使用する際、使用電圧が300V以下の場合及び乾燥した場所に設置する場合は、接地工事が省略できますので選択肢の記述は適切です。
CD管とPF管は、それぞれ異なる特性と用途を持つため、施工場所も異なります。CD管はコンクリート埋込部分に、PF管は隠ぺい部分やコンクリート埋込部分に使用されるのが一般的です。この選択肢は、それぞれの管の適切な使用方法に関するものであり、問題なく施工されていると言えますので選択肢の記述は適切です。
合成樹脂製可とう電線管(PF管、CD管)の特性を把握し、使用環境を理解することが大切です。PF管、CD管は現場でよく使用されるため、安全性を確保するための適切な施工基準や方法をしっかりと把握しておきましょう。
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02
合成樹脂製可とう電線管の施工方法に関する問題です。
〇 正しいです。
管の曲げ半径は、管内径の6倍以上とし、曲げ角度は90度を超えてはいけません。
✕ 誤りです。
コンクリート埋込になる管は、管をバインド線や専用支持具等で、1m以下の間隔で鉄筋に結束し、コンクリート埋込時に移動しないようにしなければなりません。
〇 正しいです。
選択肢のとおり、接地工事の特例として省略できます。
〇 正しいです。
CD管は一重構造ですが、PF管は2重絶縁構造になっています。
CD管はコンクリート埋込専用で使用します。
露出配管等には使用できません。
CD管とPF管は見た目もよく似ているので混同しそうですが、適用できる範囲が異なるので注意が必要です。
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03
構内電気設備の合成樹脂製可とう電線管(PF管、CD管)の施工に関する設問です。
適当です。
設問の通りの施工が望ましいです。
不適当です。
支持間隔は1.0m以下とするのが正しいです。
適当です。
300V以下及び乾燥した場所であれば接地は省略できます。
適当です。
CD管はコンクリート埋込部分に使用し、PF管は二重天井内の隠ぺい部分とコンクリート埋込部分で使用することが望ましいです。
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