1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午後 ハ 問7
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午後 ハ 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
架空単線式の電車線路に関する記述として、「鉄道に関する技術上の基準を定める省令及び同省令等の解釈基準」上、誤っているものはどれか。ただし、新幹線鉄道は除くものとする。
- 本線におけるカテナリちょう架式の電車線(トロリ線)は、公称断面積85mm2のみぞ付硬銅トロリ線とした。
- カテナリちょう架式の電車線のハンガ間隔は、5mとした。
- 剛体ちょう架式の電車線は、支持点の間隔を7m以下とした。
- 集電装置にパンタグラフを使用する区間の電車線(トロリ線)の偏いは、レール面に垂直の軌道中心面から300mm以内とした。
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この過去問の解説 (3件)
01
架空単線式の電車線路に関する設問です。
適切です。
設問の通り、公称断面積85mm2のみぞ付硬銅トロリ線を使用することは正しいです。
適切です。
ハンガ間隔は5m以内です。
適切です。
支持点の間隔は7m以内です。
不適切です。
集電装置にパンタグラフを使用する区間の電車線(トロリ線)の偏いは、レール面に垂直の軌道中心面から250mm以内です。
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02
鉄道の基準は、安全性や効率性、長寿命を考慮して設定されているため、これらの基準を正確に理解することが重要です。
この選択肢の記述は適切です。公称断面積85mm2のみぞ付硬銅トロリ線は高い伝送効率と耐久性を持つため、本線におけるカテナリちょう架式の電車線で使用されることが一般的です。この選択肢は適切です。
ハンガ間隔は、カテナリちょう架式の電車線の安定性を保つための重要な要素です。5mのハンガ間隔は、カテナリちょう架式の電車線において良好な安定性と性能です。この選択肢の記述は適切です。
剛体ちょう架式は、支持点の間隔が短いことで、電車線の安定性と整合性を保つことができます。7m以下の間隔は、この方式における適切な基準の範囲内です。この選択肢の記述は適切です。
パンタグラフとの適切な接触を確保するため、電車線の偏りは一定の範囲内に制限されています。省令の解釈では集電装置にパンダグラフを使用する区間の電車線の偏いは250mm以下とされているため、選択肢の記述は不適当です。
電車線の材質、ハンガ間隔、支持点の間隔、及びパンタグラフの偏いに関して鉄道に関する技術上の基準を定める省令及び同省令等の解釈基準を理解しておくことが大切です。
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03
架空単線式の電車線路に関する問題です。
〇 正しいです。
みぞ付硬銅トロリ線には、交称断面積 85、110、150、170 mm2 などがあります。
〇 正しいです。
トロリー線を安定させるために、ハンガの吊り間隔は5m以下にします。
〇 正しいです。
剛体ちょう架式の場合、カテナリちょう架式に比べて剛性が高いので、支持間隔は7m以下とします。
✕ 誤りです。
集電装置にパンタグラフを使用する区間の電車線の偏いは、レール面に垂直の軌道中心面から250mm以内とされています。
電車線とパンタグラフの良好な接触性を維持するためには、電車線の偏りを小さくすることが重要です。
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