1級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問69 (午後 ハ 問2)
問題文
ただし、高圧母線の短絡電流は12.5kAであるものとする。
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問題
1級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問69(午後 ハ 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
ただし、高圧母線の短絡電流は12.5kAであるものとする。
- 高圧配電盤の計器面における照度を、300ルクスとした。
- 高圧母線には、14mm2の高圧機器内配線用電線(KIP)を使用した。
- 容量50kvarの高圧進相コンデンサの開閉装置として、高圧真空電磁接触器(VMC)を使用した。
- 容量300kV・Aの変圧器の一次側の開閉装置として、高圧カットアウト(PC)を使用した。
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この過去問の解説 (2件)
01
受電室に設置する主遮断装置が遮断器(CB)であるキュービクル式高圧受電設備に関する設問です。
適当です。
配電盤の計器面では300ルクス以上の照度が必要となります。
不適当です。
設問の設備の場合では38mm2以上の電線が必要となります。
適当です。
容量50kvarの高圧進相コンデンサの開閉装置として、高圧真空電磁接触器(VMC)を使用することは適切です。
適当です。
容量300kV・Aの変圧器の一次側の開閉装置として、高圧カットアウト(PC)を使用することは適切です。
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02
キュービクル式高圧受電設備は、高圧で電気を受け、低圧に変圧して使う設備を箱に収めたものです。
この問題は、その設備の心臓部である遮断器(CB)を主遮断装置とした場合、機器の組み合わせが正しいかを問うています。
適切です。
「高圧受電設備規程」では、配電盤の計器面の照度を150ルクス以上と定めています。
したがって、300ルクスは基準を満たしています。
不適切です。
CB型の設備はさらに大容量(例えば1000kWやそれ以上)にも対応するため、その場合は主幹電流が100Aを超えることもあります。
この電流値では、14mm²では許容電流が不足し、より太い38mm²や60mm²の電線を使用する必要が出てきます。
適切です。
「高圧受電設備規程」では、コンデンサの開閉装置として、一般的には電磁接触器が用いられます。
真空電磁接触器(VMC)はコンデンサの開閉に適しています。
適切です。
容量300kVAの変圧器であれば、その一次側の開閉装置として高圧カットアウト(PC)を使用することは可能です。
この問題は、キュービクル式高圧受電設備における機器の選定基準に関するものです。
照度は、「高圧受電設備規程」で定められた基準をそれぞれ満たしており、適切です。
進相コンデンサの開閉装置として真空電磁接触器(VMC)を使用するのは適切です。
変圧器の一次側の開閉装置は、容量300kVAの変圧器であれば、高圧カットアウト(PC)を使用することは適切です。
CB型の設備はさらに大容量(例えば1000kWやそれ以上)にも対応するため14mm²では許容電流が不足し、より太い38mm²や60mm²の電線を使用する必要が出てきます。
よって、この選択肢が不適切となります。
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