FP3級の過去問
2014年5月
実技 問76
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問題
FP3級試験 2014年5月 実技 問76 (訂正依頼・報告はこちら)
秀一さんと仁美さんは、今後10年間で積立貯蓄をして、長女の彩さんの教育資金として300万円を準備したいと考えている。積立期間中に年利1%で複利運用できるものとした場合、300万円を準備するために必要な毎年の積立金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、解答に当たっては万円未満を四捨五入することとする。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
<設例>
<設例>
- 27万円
- 29万円
- 32万円
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この過去問の解説 (3件)
01
減債基金係数とは、「必要な将来価値を用意するために、毎年積み立てる額はいくらか」を計算する係数です。
「300万円を準備するために毎年積み立てる額はいくら」という設問ですので、減債基金係数を使用します。
300万円×0.09558=286,740円
万円未満四捨五入のため、「29万円」の【2】が正解となります。
【補足】
係数の内容が全く出てこない場合……
資本回収係数は1.0を上回っているため真っ先に除外されます(1%で運用する以上、1より小さい係数のはずだからです)
そうすると、現価係数と減債基金係数に絞ることができます。
係数の要素を完全に忘れてしまった場合はそうやって選択肢を絞って正解率を上げましょう。
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02
目標額300万円を積み立てるために必要な毎年の積立額を求めます。
この場合は減債基金係数を利用します。
計算式は
毎年の積立額=目標額×減債基金係数
目標額300万円×減債基金係数0.09558=28.674万円
=29万円(万円未満四捨五入)
正解は2
29万円。
***
現価係数=元本をいくら用意し、複利運用を開始すれば良いか計算する際に使う係数です。
減債基金係数=目標額を設定し、一定期間一定利率で複利運用しながら積み立てをする場合に、毎年いくら積み立てが必要か計算する際に使う係数です。
資本回収係数=元手となる資金を一定の利率で複利運用しながら、一定期間内に毎年いくら受け取れるかが分かる係数です。
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03
積立期間中に年利1%で複利運用できるものとした場合、300万円を準備するために必要な「 毎年の積立金額 」を計算するためには、<資料>の3つの係数のうち、「 減債基金係数 」を使用します。したがって、
300万円 × 0.09558 = 286,740円 となり、「 万円未満 」を四捨五入しますから、
「 29万円 」が正解です。
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