FP3級の過去問
2014年1月
学科 問44
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問題
FP3級試験 2014年1月 学科 問44 (訂正依頼・報告はこちら)
ある債券の信用リスク(デフォルトリスク)が高まった場合、一般に、その債券の価格は( ① )し、利回りは( ② )する。
- ①上昇 ②下落
- ①下落 ②下落
- ①下落 ②上昇
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この過去問の解説 (3件)
01
債券における信用(デフォルト)リスクとは、債券発行体が約束通りの利息が支払えなくなったり、償還できなくなったりするリスクのことです。(デフォルト(default) = 債務不履行)
信用リスクが高まるということは、投資家にとって上記のような不安要素が高まるわけですから、所有していれば売りに出されることになり、またこのような債券は買われなくなります。こうなると売り手は債券の価格を「下げる」ことになり、よって債券の価格は(① 下落 )します。
また、債券における利息の支払いは、発行時の「額面金額」をもとに計算されます。例えば、債券発行時の額面金額は100円で金利5%だったとすると、
100円 × 5% = 5円 の利息が支払われます。ところが、この債券の価格が80円に下落すると支払われる利息は5円(額面金額100円に変わりはないから。)なので、
80円 × X% = 5円 → X = 5円 ÷ 80円 = 6.25% となり、結果として利回りは(② 上昇 )することになります。
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02
そのため、信用リスク(デフォルトリスク)が高まった場合は、一般に、その債券の価格は(下落)し、利回りは(上昇)します。
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03
債券の信用リスクとは、債券などを発行してお金を融資してもらった側(企業や国など)が、所定の通り借りたお金をちゃんと完済し、利息も約束通りに返済できる指標のことをいいます。
信用リスクが高まるということは、業績不振や財政難によってそれだけ不測の事態に陥る可能性が高まることになります。そうなると手を付けにくくなるため敬遠されがちなので、債券価格を下げて利回りを上げて、買い手の方を募りやすくします。
一方信用リスクが低い場合は、何もせずに買い手がつく状態ですので、債券価格は上げた状態でも問題がなく、利回りも低い状態になります。
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