FP3級の過去問
2014年1月
実技 問65
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問題
FP3級試験 2014年1月 実技 問65 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。
- (ア)11,000 (イ)57.1
- (ア)22,000 (イ)67.7
- (ア)22,000 (イ)57.1
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この過去問の解説 (3件)
01
・( ア )について
1単元(=1,000株)というのは、<資料>の上段、右から3つ目【 株式 】と書かれた欄に「 単位 1000株 」とあります。ここを見ると確認出来ます。
2012年3月期における年間の配当金額(税引き前)は、<資料>の下段、左側に【 業績 】と書かれた欄を見ます。すると、「 連12.3 」の「 1株配(円) 」のところに「 22 」とあります。( ア )は 1単元(=1,000株)保有していた場合を答えるわけですから、
22円 × 1,000株 =(ア 22,000円 )が正解です。
[ 注意!]
<資料>には【 業績 】と書かれた欄の隣に【 配当 】という欄があります。こちらに書かれた「 配当金(円) 」は、「 配当が行われた時 」の配当金を表します。この欄を見ると、<資料>の会社は「 3月 」の他に「 中間配当 」として「 9月 」にも配当があることを表しています。つまり、2012年を例とする場合、
2012年の年間配当金(1株当たり)=「 2011年9月の配当金11円 」+「 2012年3月の配当金11円 」 = 22円
ということです。試験の際には、この違いに注意してください。
・( イ )について
2012年3月期における1株当たりの利益を見るには、先ほど( ア )で見た【 業績 】の欄にある「 1株益(円) 」を見ます。「 連12.3 」の行をたどると「 57.1 」とあります。これが正解です。
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02
会社四季報には企業の様々な情報が掲載されていますが、株の利益や配当などに関しての重要な数値が記載されているのは、左下の「業績」の欄になります。
(ア)の配当金額を求めるには、「業績」の中の「1株配」という欄を確認します。
2012年3月期における年間の配当ですので、「12.3」と書かれている行を確認すると、「22」と記載されています。
一株あたりの配当が22円で1,000株保有しているので、1,000をかけて(ア)には22,000円が入ります。
(イ)の一株当たり利益は、[業績]の中の「1株益」を見ることで確認できます。
2012年3月期の一株当たり利益なので、「12.3」と書かれている行を見ます。
そこに「57.1」と書かれていますので、それが一株当たり利益の数値です。
正解の3の選択肢のほか、間違えやすいのは選択肢1で、一株当たりの配当金を確認する際に、[配当]の欄の2012年3月期11円を年間の配当金と間違えてしまいがちです。
配当金の欄は、半期ごとの配当金が書かれていますので、年間の配当金を求めるには、11.9と12.3の両方の数値を足さなければなりません。
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03
会社四季報による具体的なポイントを問う問題になります。
(ア)ですが、1000株を保有していた場合の年間での配当金額の算出方法です。四季報の左下に【業績】とあります。この業績には四季報を読む重要なポイントがいくつかあります。左から売上高、営業利益、経常利益、純利益、1株利益、配当と並んでいます。ここの最後の配当の欄を確認します。
設問は2012年3月期なので、上から5段目の連12.3を横に見ていくと、1株配当(円)とあり、ここが22円となっています。
1単元が1,000株なので、
1,000株×22円=【22,000】となります。
(イ)は、2012年3月期の1株当たりの利益を問う問題です。先ほどの左下の【業績】の左から5番目の1株利益を確認します。年月は先ほどと同じで連12.3から横にスライドすると、そこに【57.1】とあります。これが利益になります。
以上の観点により、正解は【3】となります。
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