FP3級の過去問
2014年1月
実技 問74

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

FP3級試験 2014年1月 実技 問74 (訂正依頼・報告はこちら)

FPの倉林さんは、柳井家の(マンション購入後の)バランスシートを作成した。下表の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、<設例>に記載のあるデータに基づいて解答することとし、<設例>に記載のないデータについては一切考慮しないこととする。
<設例>

問題文の画像

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

「 柳井家の(マンション購入後の)バランスシート 」に<設例>に記載のあるデータを入れて、合計額を算出します。

[ 資産 ](単位:万円)
・金融資産
  普通預金          150
  定期預金          200
  財形住宅貯蓄        250
  外貨預金          50
・生命保険(解約返戻金相当額) 70
・不動産(自宅マンション)※ 2,200
→  資産合計 2,920
※ 不動産については、<設例>の[ マイホーム ]のところを読みます。すると、マンションの購入価格は 2,500万円 ですが、頭金 300万円 は先に計上した「 財形住宅貯蓄250万円 」と「 定期預金50万円 」が含まれていますので、バランスシートには計上せず、「 住宅ローンの分2,200万円 」を計上します。

[ 負債 ] → <設例>には「 なし 」と書かれていますが、「 バランスシート 」には「 住宅ローン 」が挙げられています。作成するバランスシートが「 マンション購入後 」のものだからです。したがって、「 住宅ローン 2,200」と計上し、よって、負債合計は「 2,200 」とします。

バランスシートを作成する際、「 資産合計 」と「 負債・純資産合計 」は「 同じ金額 」になるようにします。つまり、[ 純資産 ]( ア )を求めるためには、

  「 資産合計 」-「 負債合計 」 を計算すればよいのです。

したがって、[ 純資産 ] = 2,920 - 2,200 =(ア 720 )が正解です。

参考になった数9

02

正解は【1】の720万円です。

バランスシートとは、真ん中を挟んで左側の資産の部の合計と、右の負債の部と資産の部(今回は純資産)の合計が必ずイコールになります。右と左が合うことによりバランスが保たれていることになり、現有資産がどれくらいあり、借金等がどれくらいあるかを明確にすることによって、生活設計をより詳しく確認することができます。

今回の柳井さんの場合まず資産の部を考えると、普通預金・定期預金・財形住宅貯蓄・外貨預金があり、また生命保険の解約返戻金も資産に含まれます。それに購入したマンションの頭金以外の金額(2,200万円)を資産に計上し、資産の合計は2、920万円となります。

一方右側の負債の部は、住宅ローンの借入金として2,200万円あり、右側の負債側に記入します。そして純資産ですが、ここで先ほど説明したバランスシートの特徴を活かします。右と左が常にイコールの関係ですので、負債・純資産合計には2,920万円になります。そこから先ほどの負債の2,200万円を差し引くことによって、純資産は720万円となり、本問の正解となります。

バランスシートの特性を活かして、資産と負債のバランスを考えることが大切になります。

参考になった数2

03

解答:1

 バランスシートは、左側に資産の時価を、右上にローンなどの負債の残高を記入します。そして、右下に資産から負債を引いた純資産残高が記入されます。バランスシートの左側の資産合計と右側の負債・純資産合計は必ず等しくなります。

 まず、バランスシートに<設例>に記載がある項目と金額をあてはめていきます。
保有資産(時価)に記載されている項目は、すべて「資産」にあてはめていきます。その中でマンション購入費に財形住宅貯蓄250万円、定期預金を50万円使うので、「財形住宅貯蓄0円」「定期預金150万円」と変更します。
 また気をつけたいのは生命保険の金額についてですが、最初から解約返戻金相当額で記載されているため、今回はそのままで問題ありません。
 次にマンション関係の項目を埋めていきます。2,500万円のマンションを購入したため、資産の不動産(マンション)に2,500万円を記入し、住宅ローンが2,200万円なので、負債の住宅ローンの欄に記入をします。
 
 資産合計が2,920万円となりますので、負債・純資産合計も同額です。
負債・純資産合計の2,920万円から負債合計の2.200万円を差し引くと、純資産(ア)が求められます。
 720万円と答えが求められるので、解答は1の選択肢です。

参考になった数1