FP3級の過去問
2015年9月
実技 問76

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問題

FP3級試験 2015年9月 実技 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

康介さんには、定年時に勤務先から退職一時金2,200万円が支給される見込みである。この場合における所得税に係る退職所得の金額(計算式を含む)として、正しいものはどれか。なお、康介さんの勤続年数は38年とし、障害者になったことに基因する退職ではないものとする。
問題文の画像
  • 2,200万円-2,060万円=140万円
  • 2,200万円-2,060万円-50万円=90万円
  • (2,200万円-2,060万円)× 1/2=70万円

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この過去問の解説 (3件)

01

・設問の抜粋
退職一時金(見込み)は、2200万円です。
勤続年数は、38年です。

退職所得控除額は、勤続年数が20年を超えるときは、「20年分の控除額」と「20年超の部分の控除額」に分けて計算します。

障害者になったことに基因する退職ではありませんので、<退職所得控除額の求め方>を、そのまま使用して、退職所得控除額を計算します。

・退職所得控除額の計算
(40万円×20年分)+70万円×(38年‐20年)
=800万円+1260万円
=2060万円

・退職所得の金額の計算
退職所得の金額=「(収入金額‐退職所得控除額)×1/2」
=(2200万円‐2060万円)×1/2
=70万円

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02

正解は2です。
退職所得は勤続年数で計算方法が異なります。
まず、控除額を求めます。
勤続年数20年超なので、800万円+70万円×(勤続年数38年-20年)=2,060万円になります。
(退職所得2,200万円-控除額2,060万円)×1/2=70万円になります。

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03

正解は3です。
退職所得は、(退職金ー退職所得控除)×1/2で求められます。
退職所得控除は、下記のように計算できます。
 800万円+70万円×(38-20年)=2060万円
 (2200万円ー2060万円)×1/2=70万円

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