FP3級の過去問
2016年1月
学科 問9

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問題

FP3級試験 2016年1月 学科 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

損害保険において、保険金額が保険価額を下回っている場合に、保険金額の保険価額に対する割合に応じて保険金が削減されて支払われることを比例てん補という。
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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。
損害が生じたとき、保険金額が保険の対象物の価格に不足している場合に、不足する割合に応じて保険金を支払われることを比例てん補といいます。

たとえば、保険金額2,000万円の建物に保険金額1,000万円の保険を契約します。
その建物が火災で損害額1,000万円の被害になった場合、支払われる保険金は1,000円ではなく、契約(保険金額2,000万円の建物に保険金額1,000万円の保険=50%の補償契約)の500万円となり、全額補償されません。

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02

正解は1です。
比例てん補の場合、保険金額÷時価額の中で保険金が支払われます。
車両価格が500万円の自動車に車両保険が250万円で契約した場合、
50%の補償となるため、250万円の損害でも125万円の保険金支払いとなります。

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03

損害保険では、(実際に受け取ることができる)保険金は、原則として、「契約金額」の範囲内で、損害額がそのまま支払われます(実損てん補されます)。

ただし、保険金額(保険を契約したときの金額、「契約金額」)が、保険価額(通常は「時価」です)を「下回っている」場合(一部保険といいます)には、原則として、「契約金額」の「時価」に対する割合(%)に応じて、保険金が削減されて支払われます。

これを、「比例てん補」といいます。

つまり、(実際に受け取ることができる)保険金は、一部保険の場合には、原則として、「比例てん補」となるため、
損害額×(「契約金額」÷「時価」)
となります。

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