FP3級の過去問
2019年1月
実技 問75
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問題
FP3級試験 2019年1月 実技 問75 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>の宅地の借地権(普通借地権)について、路線価方式による相続税評価額として、正しいものはどれか。なお、奥行価格補正率は1.0とし、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
- 150千円×1.0×360m2×(1-60%)=21,600千円
- 150千円×1.0×360m2×60%=32,400千円
- 150千円×1.0×360m2=54,000千円
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この過去問の解説 (3件)
01
路線価 x 奥行価格補正率 x 土地の面積
路線価は資料に150Dと記載されており、150は1㎡当たりの価格が150千円であることを示し、Dは資料に記載がある通り、借地権割合が60%であることを示しています。
あとは、奥行価格補正率は1.0、土地の面積は360㎡のため、実際の評価額は下記の通りです。
150千円 x 1.0 x 360㎡ = 54,000千円
よって、正解は2です。
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02
今回は、「借地権」の評価額を求める問題です。
借地権の評価額は、以下の式で算出します。
自用地評価額×借地権割合=借地権の評価額
※自用地評価額=路線価×奥行価格補正率×地積
150Dは、150は路線価を示し150千円、Dは借地権割合を示しています。借地権割合は、60%であることが資料から読み取れます。
よって、借地権割合は
150千円×1.0×360㎡×60%= 32,400千円
となり、「2」が正解です。
ちなみに、他の2つは、
1→貸宅地の評価額 3→自用地の評価額
です。
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03
一つの道路にのみ面している宅地の場合の路線価方式は、奥行価格補正率を用います。
評価額は以下の式で求めます。
路線価×奥行価格補正率×地積(土地の面積)
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