FP3級の過去問
2019年9月
実技 問80

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

FP3級試験 2019年9月 実技 問80 (訂正依頼・報告はこちら)

誠さんは、通常65歳から支給される老齢基礎年金を繰り上げて受給できることを知り、FPの藤原さんに質問をした。老齢基礎年金の繰上げ受給に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
なお、老齢基礎年金の受給要件は満たしているものとする。
問題文の画像
  • 老齢基礎年金を繰上げ受給した場合の年金額の減額は、一生涯続く。
  • 老齢基礎年金を繰上げ受給した場合の年金額は、繰上げ月数1月当たり0.5%の割合で減額される。
  • 老齢基礎年金を60歳から繰上げ受給した場合、老齢厚生年金を同時に繰上げ受給する必要はない。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

【答】3.

老齢年金の繰上受給(支給開始を早めること)は老齢基礎年金と老齢厚生年金を同時に行わなければなりません。繰上月数×0.5%が年金から減額されます。
一方繰下受給(支給開始を遅らせること)は老齢基礎年金と老齢厚生年金を別々に行うことができます。繰下月数×0.7%が年金に加算されます。

参考になった数9

02

国民年金の老齢基礎年金は、本来65歳から支給されますが60〜64歳のあいだから受給することもできます。これが繰上げ支給です。反対に、70歳までに繰り下げて受給することを繰下げ支給と言います。どちらも一度手続きをすると取り消すことができません。
繰上げ支給では1ヶ月ごとに0.5%減額、繰下げ支給では1ヶ月ごとに0.7%増額します。
また、繰り上げる際には老齢厚生年金も同時に繰り上げる必要があります。
以上より、不適切な文章は3です。

参考になった数3

03

正解は3です。

繰上げ受給は老齢基礎年金と老齢厚生年金を同時に行わなければなりません。繰下げ受給は同時にする必要はありません。

参考になった数1