FP3級の過去問
2020年1月
実技 問76

正解は「２」です。

純資産は「資産合計－負債合計」で求めることができます。
問題文のデータを読んで、資産と負債に分けるのがポイントとなります。

まず、マンション購入後の資産の欄を埋めていきます。マンション購入時に定期預金２００万円と財形住宅貯蓄２００万円を充てているので、その分は差し引きます。
「普通預金１００万円＋定期預金（２５０万円－２００万円）＋財形住宅貯蓄（２００万円－２００万円）＋生命保険１０万円＋不動産３,０００万円＝３,１６０万円」が資産合計です。

次に負債の欄ですが、「２,５００万円の住宅ローン」を組んでいるので、これがそのまま負債合計になります。

最後に、「資産合計３,１６０万円－負債合計２,５００万円＝６６０万円」が純資産となります。

マンション購入後のバランスシートは、以下の通りです。
【資産】
普通預金：100万円
定期預金：50万円
財形住宅貯蓄：0円
生命保険（解約返戻金相当額）：10万円
不動産（自宅マンション）：3,000万円

【負債】
住宅ローン：2,500万円

【純資産】
以下の算式で求められます。
純資産＝資産−負債
よって、
3,160万円−2,500万円＝660万円

正解は「2」です。

正解：２
個人のバランスシート作成の問題です。

ルールとして、表の「 左側の資産合計 = 右側の負債・純資産合計」というのがあります。右側はお金をどのように調達したかを示し、左側はお金の使い方を示しています。
右側の負債・純資産合計は、自分たちのお金（純資産）と借金したお金（負債）から成り立っています。そのため、「負債・純資産合計 = 負債 + 純資産」という式が成り立ちます。
そのため、「左側の資産合計 = 負債 + 純資産」という式にもなります。

購入後の資産を下記に記載します。
【資産】
普通預金：100（購入前から資金移動なし）
定期預金：50（頭金の購入費用として200使っているため、250 − 200）
財形住宅貯蓄：0（頭金の購入として200使っているため、200 − 200）
生命保険：10（購入前から資金移動なし）
不動産：3,000（購入による評価額）
合計：3,160（万円）

【負債】
住宅ローン：2,500（万円）

【純資産】
3,160 − 2,500 = 660（万円）

よって、2が正解となります。