FP3級の過去問
2020年1月
実技 問77

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問題

FP3級試験 2020年1月 実技 問77 (訂正依頼・報告はこちら)

浩介さんは、今後 10 年間で毎年 36 万円ずつ積立貯蓄をして、長女の千穂さんの教育資金を準備したいと考えている。積立期間中に年利 2.0 %で複利運用できるものとした場合、10 年後の合計金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の 3 つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、解答に当たっては、千円未満を四捨五入すること。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
<設例>
問題文の画像
  • 3,234,000 円
  • 3,942,000 円
  • 4,388,000 円

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この過去問の解説 (3件)

01

毎年一定額を複利運用しながら積み立てをし、一定期間後の元利合計を求める場合、「年金終価係数」を使います。
36万×10.950=3,942,000円
よって、正解は「2」となります。

ちなみに、ほかの2つの係数は以下の時に使います。
「終価係数」
現在の金額を複利運用し、一定期間後の金額を求めたい時に使います。

「年金現価係数」
将来、一定期間にわたって一定額を受け取るために必要な元本を求めたい時に使います。

参考になった数8

02

正解:2
6つの係数の使い方に関する問題になります。


・終価係数:最初に一括でお金を預け、年利が一定だったとして、最終的にいくらになるのかを求める場合に使います。
・年金終価係数:定期的に定額を預けて、年利が一定であったとして、最終的にいくらになるのかを求める場合に使います。
・年金現価係数:元金を複利運用しながら、一定期間に均等に受け取る場合に、当初の元金を求める場合に使います。
・現価係数:目標金額、年利が決まっていて、一括でいくら投資すればよいかを求める場合に使います。
・資本回収係数:一定金額を一定期間均等に受け取ったり返却したりする場合の、1回の金額を求める場合に使います。
・減債基金係数:一定額を複利運用しながら積み立てる場合、毎年の積立額を求める場合に使います。

問われているのが何なのかを把握し、そのためにどういった条件になっているのかを把握し、どの係数を使うのかを選ぶことで、解答することが出来ます。

問われているのは最終的に得られるお金になるので「終価」になります。
また、毎年積み立てるということなので「年金」になり、「年金終価係数」を使うことになります。

よって、
36 × 10.95 = 394.2(万円)
が正解となります。

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03

正解は「2」です。

「資金計画を立てるさいの6つの係数」の選択問題です。
それぞれポイントとなる単語が含まれているので、それらに注目して選択しましょう。

問題文では「年利2.0%で毎年36万円ずつ積み立てた場合、10年後の合計金額はいくらか?」とあり、毎年一定額を『積み立てた場合』の、一定期間後の『元利合計』を求めるには「年金終価係数」を用います(『』内の単語がポイントです)。

したがって、係数早見表より「36万円×10.950=3,942,000円」となります。

ちなみに、「終価係数」は、現在の金額を複利で運用した場合、『一定期間後の金額』を求めるさいに用いる係数で、「年金現価係数」は、将来の一定期間にわたり『一定額を受け取る』ために必要な『元本』を計算するための係数です。

参考になった数1