FP3級の過去問
2021年1月
学科 問31

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問題

FP3級試験 2021年1月 学科 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章の(   )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを以下の選択肢の中から選びなさい。

借入金額300万円、利率(年率・複利)3%、返済期間5年、元利均等返済でローンを組む場合、毎年の返済額は、下記の<資料>の係数を使用して算出すると、(   )である。

<資料>
利率(年率)3%・期間5年の各種係数
終価係数  :1.1593
減債基金係数:0.1884
資本回収係数:0.2184
  • 565,200円
  • 655,200円
  • 695,580円

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この過去問の解説 (3件)

01

元利均等返済でローンを組み、毎年の返済額を求めるには「資本回収係数」を使います。

300万円×0.2184=655,200円

よって、正解は「655,200円」です。

ちなみに、ほかの2つの係数は以下の時に使います。

「終価係数」

現在の金額を複利運用し、一定期間後の金額を求めたい時に使います。

「減債基金係数」

一定期間後に目標金額を用意するための毎年の積立金額を求める場合に使います。

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02

元利均等返済で返済額を求める係数は「資本回収係数」です。

借入金額300万円 × 資本回収係数0.2184 = 655,200円 となります。

「終価係数」「現価係数」「年金終価係数」「減債基金係数」「資本回収係数」「年金現価係数」の6つの係数をどういった場面で使うかを理解すれば、あとは与えられている資料に基づき係数をかけるだけで答えが出ます。

終価係数:今ある元本から将来いくらになるかを求める。

現価係数:目標金額を達成するために今元本がいくら必要かを求める。

年金終価係数:毎年の積立金額から将来の元利合計を求める。

減債基金係数:目標金額を達成するために必要な毎年の積立金額を求める。

資本回収係数:現在の元金から将来の元利取崩額を求める。(年間返済額)

年金現価係数:将来の元利取崩額から現在の元金を求める。

覚え方はいろいろありますが、図を書いて語呂合わせで覚えたり、終価係数と現価係数、年金終価係数と減債基金係数、資本回収係数と年金現価係数といった、相反するものをセットで覚えたりすると理解しやすいです。

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03

正解は「655,200円」です。

借入金から毎年の返済額を求めるときに利用する係数は「資本回収係数」です。

設問の場合、

借入金300万円に、年率3%、期間5年の資本回収係数を用います。

 300万円 × 0.2184 = 655,200円

となります。

「資本回収係数」は、複利で運用する手持ち資金を一定期間で取り崩していく場合、毎年いくら受け取れるかを求める際にも用います。

(参考)

「終価係数」は、現在ある資金を複利運用した場合、将来いくらになるかを求めるときに用いる係数です。

「減債基金係数」は、一定の利率で複利運用しながら一定期間後の目標金額を貯めるために、毎年どれだけ積み立てればよいかを求めるときに用いる係数です。

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