FP3級の過去問
2021年5月
学科 問35

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問題

FP3級試験 2021年5月 学科 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

住宅ローンの返済方法のうち、元利均等返済は、毎月の返済額が( ① )、返済期間の経過とともに毎月の元金の返済額が( ② )返済方法である。
  • ①:一定で  ②:減少する
  • ①:一定で  ②:増加する
  • ①:減少し  ②:増加する

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「①:一定で  ②:増加する」です。

住宅ローンの返済方法には、「元利均等返済」と「元金均等返済」があります。

元利均等返済とは、

毎月の返済額(元金 + 利息)が一定額となる返済方法です。返済当初は利息の割合が大きいのが特長です。

返済期間の経過とともに、毎月の元金の返済額は増加します。

元金均等返済とは、

毎月の返済額のうち、元金部分が一定額となる返済方法です。毎月の返済額は、返済当初は多くなりますが、返済期間の経過とともに減少します。

元金部分の返済が元利均等返済より早く進むため、返済総額が少なくなります。

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02

借入金等の返済は、借入れた元金に利息をつけて返済します。


主な返済方法として、「元利均等返済」と「元金均等返済」があります。


「元利均等返済」は、元金と利息を調整して毎月の返済額(元金 + 利息)が一定となる返済方式です。

返済額(元金 + 利息)が一定のため返済計画が立てやすい反面、前半は利息の支払いの割合が多く元金の返済割合が少ない(返済期間の経過とともに利息の支払割合が減少、元金の返済割合が増加する)ため、元金(借入残高)の減少ペースが遅くなります。


問題文①には「一定で」、②には「増加する」が入るため、正解は「2」となります。


「元金均等返済」は、元金の返済額が一定となる返済方式です。

元金の返済額が一定なので返済額(元金 + 利息)の利息部分は元金の減少とともに少なくなり、返済額(元金 + 利息)は尻すぼみに少なくなります。

元利均等返済と比べ、前半の返済額(元金 + 利息)の負担が大きい反面、元金(借入残高)の減少ペースが早くなります。


同じ期間であれば、元利均等返済よりも元金均等返済の方が、満期日までの総返済額は少なくなります。

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03

答えは「①:一定で  ②:増加する」です。

住宅ローンの返済方法には「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類があります。

元利均等返済とは、毎月の返済額(元金と利息の合計)が「一定」で、返済期間が経過するとともに毎月返済する元金の部分が「増加する」返済方法です。

一方、元金均等返済とは、毎月の返済額のうち元金部分が一定となる返済方法で、返済期間が経過するとともに利息を含めた毎月の返済額が減少していくという特徴があります。

同じ借入期間の場合に2つを比較すると、返済開始当初は元利均等返済の方が返済額を少なくできますが、元金部分の減少は遅いため、最終的な総返済額は元利均等返済の方が大きくなります。

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