FP3級の過去問
2021年5月
学科 問34

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問題

FP3級試験 2021年5月 学科 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

65歳到達時に老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている者が、67歳0カ月で老齢基礎年金の繰下げ支給の申出をした場合、老齢基礎年金の増額率は、(   )となる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「16.8 %」です。

老齢基礎年金は、最大60か月、受給開始を遅くすることができます(繰下げ受給)。

老齢基礎年金は、支給開始を1か月遅らせるごとに、「0.7%」増額されます。

繰下げ増額率 = 0.7% × 繰下げ月数 となります。

問題文では、65歳から2年間(24か月)繰り下げるので、

 増額率 = 0.7% × 24か月 = 16.8%

となります。

(参考)

繰上げ受給の減額率は、1か月早めるごとに「0.5%」です。

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02

老齢基礎年金は、65歳から受け取ることができますが、受け取りの開始を遅くする(繰り下げ)ことにより、年金額を増額することができます。


増額率は、「繰下げの月数 × 0.7%」となります。


問題文の例で計算すると、支給開始年齢を67歳とする場合、2年間(24ヶ月)繰り下げすることになるので…
増額率は、24ヶ月 × 0.7% = 0.168 = 16.8 % となります。


よって、正解は「2」です。


繰り下げとは逆に、年金の受取の開始を早くする(繰り上げ)場合は、年金額が減額されることとなります。
減額率は、「繰り上げの月数 × 0.5%」となります。

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03

答えは16.8%です。

老齢基礎年金は65歳から受け取ることができますが、65歳よりも遅く(66歳から70歳までに)受け取りを開始することを「繰下げ受給」といいます

(反対に65歳より早く受け取りを開始することを「繰上げ受給」といいます)。

繰下げ受給をした場合、『繰り下げた月数×0.7%』が年金額に「加算」され、手続き後は修正・取り消しができないので、決定された増額率による年金を受け取ることになります(繰上げ受給の場合は『繰上げた月数×0.5%』が年金額から減額されます)。

問題文より、65歳到達時に「67歳0カ月(65歳から2年後=24カ月後)」まで受給開始を繰り下げるとあるので、計算式は『24カ月×0.7%』となり、増額率は「16.8%」となります。

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