FP3級の過去問
2021年9月
実技 問62

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問題

FP3級試験 2021年9月 実技 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

下記は、落合家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄( ア )~( ウ )にあてはまる数値として、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
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  • 空欄(ア):641
  • 空欄(イ):120
  • 空欄(ウ):1,021

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この過去問の解説 (4件)

01

(ア)2025年(4年目)の夫の給与収入

変動率2%となっているため、前年の給与収入×102%で計算をします。

具体的には、2022年(1年目)=基準年×102%という計算です。この計算を2025年(4年目)まで繰り返すと、(ア)= 641 となります。

【計算過程】※計算結果は万円未満を四捨五入

・2022年(1年目): 592 × 102% = 604

・2023年(2年目):604 × 102% = 616

・2024年(3年目):616 × 102% = 628

・2025年(4年目):628 × 102% = 641

(イ)2022年(1年目)の年間収支

年間収支は「収入-支出」で計算できます。

収入合計(654)- 支出合計(534)= 120が(イ)となります。

(ウ)2023年(2年目)の金融資産残高

金融資産残高は、金融資産に利子を加え、収支余剰を追加することで計算できます。

金融資産残高の変動率は1%のため、利子は前年の金融資産残高×101%で計算します。

2022年(1年目)の場合、

687(基準年金融資産残高)× 101%(変動率)+ 120(2022年の年間収支(イ))= 814

となります。

同様に、2023年(2年目)の金融資産残高を計算すると、

814 × 101% + 197 = 1,019

となります。

よって、正解(不適切なもの)は「3」です。

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02

ライフプランニングと資金計画分野からキャッシュフロー表についての出題です。

(ア)4年後の給与収入=592万円×(1+2÷100)4≒641万円

(イ)1年後の年間収入=654万円-534万円=120万円

(ウ)2年後の金融資産残高=814万円×(1+1÷100)+197万円

             ≒「1,019万円」

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03

答えは「空欄(ウ):1,021」 です。

不適切なものを選択する問題です。

選択肢1. 空欄(ア):641

(ア)は、基準年の給与収入が「592万円」で毎年の変動率が「2%(0.02)」、そして「4年後」の給与収入を求めるので、計算式は『592万円 × (1 + 0.02)4 = 640.7…』となり、万円未満を四捨五入すると「641(万円)」が答えとなります。

選択肢2. 空欄(イ):120

(イ)は、収入合計から支出合計を引くことで求めることができるので、キャッシュフロー表の数値を代入すると、計算式は『654万円 − 534万円』となり、「120(万円)」が答えとなります。

選択肢3. 空欄(ウ):1,021

(ウ)は、「前年の金融資産残高」に「変動率」をかけたものに、その年の「年間収支」を加減することで求めることができます。

キャッシュフロー表の数値を代入すると、計算式は『814万円 × (1 + 0.01) + 197万円 = 1019.14』となり、万円未満を四捨五入すると「1019(万円)」が答えとなります。

まとめ

したがって、不適切なものは「空欄(ウ):1,021」となります。

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04

正解は 空欄(ウ):1,021 です。

選択肢1. 空欄(ア):641

空欄(ア):641 は 適切 です。

ア.基準年の給与収入(夫)は592万円で変動率は2%なので

1年:592×(1+0.02)=603.84万円

2年:603.84×(1+0.02)=615.9168

3年:615.9168×(1+0.02)=628.235136

4年:628.235136×(1+0.02)­=640.79983872

 →四捨五入して641万円 となります。

選択肢2. 空欄(イ):120

空欄(イ):120 は 適切 です。

収入合計-支出合計=年間収支

654-534=120 となります。

選択肢3. 空欄(ウ):1,021

空欄(ウ):1,021 は 不適切 です。

1年の金融資産残高が814万円で変動率が1%なので

814×(1+0.01)=822.14→四捨五入して 822万円

2年の年間収支が197万円なので

822+197=1,019万円 となります。

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