FP3級の過去問
2022年1月
実技 問65
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
FP3級試験 2022年1月 実技 問65 (訂正依頼・報告はこちら)
福岡さんはQS投資信託を新規募集時に1,000万口購入し、特定口座(源泉徴収口座)で保有して収益分配金を受け取っている。下記<資料>に基づき、福岡さんが保有するQS投資信託に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
<資料>
【QS投資信託の商品概要(新規募集時)】
投資信託の分類:追加型/国内/株式/特殊型(ブル・ベア型)
決算および収益分配:毎年4月25日(休業日の場合には翌営業日)
申込価格:1口当たり1円
申込単位:1万口以上1口単位
基準価額:当ファンドにおいては、1万口当たりの価額で表示
購入時手数料:購入金額に対して1.6%(税込み)
運用管理費用(信託報酬):純資産総額に対し年0.8%(税込み)
信託財産留保額:1万口につき解約請求日の翌営業日の基準価額に0.3%を乗じた額
【福岡さんが保有するQS投資信託の収益分配金受取時の運用状況(1万口当たり)】
収益分配前の個別元本:9,400円
収益分配前の基準価額:10,000円
収益分配金:1,000円
収益分配後の基準価額:9,000円
・福岡さんが、QS投資信託を新規募集時に1,000万口購入した際に、支払った購入時手数料(税込み)は、( ア )である。
・収益分配時に、福岡さんに支払われた収益分配金のうち600円(1万口当たり)は( イ )である。
<資料>
【QS投資信託の商品概要(新規募集時)】
投資信託の分類:追加型/国内/株式/特殊型(ブル・ベア型)
決算および収益分配:毎年4月25日(休業日の場合には翌営業日)
申込価格:1口当たり1円
申込単位:1万口以上1口単位
基準価額:当ファンドにおいては、1万口当たりの価額で表示
購入時手数料:購入金額に対して1.6%(税込み)
運用管理費用(信託報酬):純資産総額に対し年0.8%(税込み)
信託財産留保額:1万口につき解約請求日の翌営業日の基準価額に0.3%を乗じた額
【福岡さんが保有するQS投資信託の収益分配金受取時の運用状況(1万口当たり)】
収益分配前の個別元本:9,400円
収益分配前の基準価額:10,000円
収益分配金:1,000円
収益分配後の基準価額:9,000円
・福岡さんが、QS投資信託を新規募集時に1,000万口購入した際に、支払った購入時手数料(税込み)は、( ア )である。
・収益分配時に、福岡さんに支払われた収益分配金のうち600円(1万口当たり)は( イ )である。
- ア:240,000円 イ:普通分配金
- ア:160,000円 イ:元本払戻金(特別分配金)
- ア:160,000円 イ:普通分配金
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
正解は ア:160,000円 イ:普通分配金 です。
ア.
購入金額は 1口1円なので
1,000万口×1円=1,000万円
購入時手数料は購入金額に対して1.6%(税込み)なので
1,000万円×1.6%=160,000円 となります。
イ.
「普通分配金」とは
運用益から支払われる分配金です。
収益分配前の基準価額:10,000円 - 収益分配前の個別元本:9,400円=600円
「元本払戻金(特別分配金)」とは
追加型の株式投資信託で個別元本より基準価格が下回り、差額が返却される分配金をいいます。
収益分配前の個別元本:9,400円 - 収益分配後の基準価額:9,000円=400円
収益分配金1,000円の内訳は以下の通りになります。
600円- 普通分配金
400円- 元本払戻金(特別分配金)
参考になった数18
この解説の修正を提案する
02
金融資産運用分野から投資信託についての出題です。
(ア)購入時手数料=投資信託の購入額×購入時手数料=1円/口×1,000万口×1.6%
=「16万円」
(イ)追加型の株式投資信託では、収益分配後の基準価額が収益分配前の個別元本よりも低い場合は、
収益分配金のうち、収益分配前の基準価額が個別元本を上回る部分は普通分配金として課税されます。
本問では、収益分配金1,000円のうち、収益分配前の規準価額10,000円が収益分配前の個別元本9,400円を上回る金額600円が「普通分配金」となります。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
03
正解は3です。
購入時手数料
1口あたり1円のファンドを1000万口購入するため、購入価額は1000万円となります。
購入時手数料は1.6%のため、計算式は
1000万円×1.6%=160,000円となります。
投資信託の分配金は以下2つに分かれます。
普通分配金
利益から支払われるものであり、課税される。
特別分配金
元本部分から支払われるものであり、非課税となる。
分配後9,000円+分配金1,000円=10,000円
10,000円-個別元本9,400円=収益分配金600円
1,000円-600円=特別分配金400円となります。
よって普通分配金が600円となります。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
前の問題(問64)へ
2022年1月問題一覧
次の問題(問66)へ