FP3級の過去問
2023年1月
学科 問31
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問題
FP3級試験 2023年1月 学科 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
元金を一定期間、一定の利率で複利運用して目標とする額を得るために、運用開始時点で必要な元金の額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、( )である。
- 現価係数
- 減債基金係数
- 資本回収係数
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この過去問の解説 (3件)
01
ライフプランニングと資金計画分野から係数の活用についての出題です。
ライフプランニングにおいて、資金計画では6つの係数が用いられます。
6つの係数は、現価係数と終価係数、減債基金係数と年金終価係数、資本回収係数と年金現価係数が、それぞれ逆数の関係にあります。
現価係数は、将来の金額から一定利率で複利運用するとしたときに必要な現在の金額を求める場合に用いられます。
減債基金係数は、将来の目標金額から毎年の必要積立額を求める場合に用いられます。
資本回収係数は、原資(現在の金額)から毎年の受取額を求める場合に用いられます。
設問の「元金を一定期間、一定の利率で複利運用して目標とする額を得るために、運用開始時点で必要な元金の額を試算する際、目標とする額に乗じる係数」は、「現価係数」です。
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02
資金計画を立てる際には、「終価係数」、「現価係数」、「年金終価係数」、「減債基金係数」、「資本回収係数」、「年金現価係数」の「6つの係数」を用いて計算します。
そして「6つの係数」を選択する問題では、問題文の中に解答の「カギ」となる語句があり、本問題では「元金を一定期間、一定の利率で複利運用して目標とする額を得るために、運用開始時点で必要な元金の額を試算する」の、「元金を一定期間・目標とする額を得る・必要な元金の額を試算する」の部分がカギとなります。
「現価係数」とは、一定期間後に一定金額に達するためには元本がいくら必要かを求める場合に用いられる係数です。
問題文の内容に適しているので、この選択肢が正解です。
「減債基金係数」とは、一定期間後に一定金額に達するための毎年の積立金額を計算するための係数です。
問題文の内容に適していないので、この選択肢は間違いです。
「資本回収係数」とは、現在の金額を一定期間で取り崩した場合の毎年の受取額を計算するための係数です。
問題文の内容に適していないので、この選択肢は間違いです。
したがって、答えは「現価係数」です。
ちなみに、「終価係数」は現在の金額を複利運用した場合の一定期間後の金額を求めるために用いられる係数、「年金終価係数」は毎年一定額を積み立てた場合の一定期間後の元利合計を求めるために用いられる係数、「年金現価係数」は将来の一定期間にわたり一定額を受け取るために必要な元本を求めるための係数です。
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03
資金計画をたてる際には、係数が用いられます。知りたい金額により、6種類の係数を使い分けます。
「現価係数」とは
将来の目標金額を複利運用で得るためには、現在いくらの元本が必要かを求める係数です。
「減債基金係数」とは
一定の利率で複利運用しながら一定期間後の目標金額を貯めるために、毎年どれだけ積み立てればよいかを求める係数です。
「資本回収係数」とは
複利で運用する手持ち資金を一定期間で取り崩していく場合、毎年いくら受け取れるかを求める係数です。
借入金から毎年の返済額を求めるときにも利用します。
「現価係数」が正解です。
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