FP3級の過去問
2023年1月
学科 問33

老齢基礎年金･老齢厚生年金は原則として65歳から支給されますが、66歳以降に繰り下げて受給することができます。

老齢基礎年金･老齢厚生年金は、支給開始を1か月遅らせるごとに､｢0.7%｣増額されます。

75歳まで最大「84%」増額することができます。

設問の場合、30か月繰り下げるので

繰下げ増額率=30か月×0.7%=21%　 となります｡

（参考）

繰上げ受給の減額率

繰上げ受給の減額率=繰り上げた月数×0.4% となります｡

「老齢基礎年金」は受給資格期間（保険料納付済期間・保険料免除期間・合算対象期間の合計）が10年以上ある場合に65歳から受け取ることができますが、申請することにより、受け取り開始を早くしたり遅くしたりすることができます。

老齢基礎年金の受け取りを65歳よりも遅く（66歳から75歳までに）開始することを「繰下げ支給」といい、この場合には『繰り下げた月数×0.7%』が年金額に加算されます。

また、老齢基礎年金の受け取りを65歳より早く（60歳から64歳までに）開始することを「繰上げ支給」といい、この場合には『繰り上げた月数×0.4%』が年金額から減額されます。

ライフプランニングと資金計画分野から繰上げ支給・繰下げ支給についての出題です。

老齢基礎年金の受給開始年齢は原則として65歳ですが、繰上げ支給（60歳から64歳まで）や繰下げ支給（66歳から75歳まで）も可能です。

繰上げ支給の場合は年金額が繰上げ月数1ヵ月につき0.4%減額され、繰下げ支給の場合は繰下げ月数1ヵ月につき0.7%増額されます。