3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級) 過去問
2024年5月
問41 (学科 問41)

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問題

FP3級試験 (ファイナンシャル・プランニング検定 3級試験) 2024年5月 問41(学科 問41) (訂正依頼・報告はこちら)

株式投資信託の運用において、企業の売上高や利益の伸び率が市場平均よりも高いなど、企業の成長性に着目して選定した銘柄に投資する手法を、(   )という。
  • グロース運用
  • バリュー運用
  • トップダウン・アプローチ

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この過去問の解説 (3件)

01

株式投資を行う際の、投資手法について用語の確認をします。

 

・企業の売上高や利益の伸び率が市場平均よりも高いなど、企業の成長性に着目して選定した銘柄に投資する手法を、グロース運用と言います。

 

企業の利益や資産などの基準に対して割安な株式に投資する手法を、バリュー運用と言います。

 

・経済や金利、為替などのマクロ経済分析から始まり、資産配分や業種配分を決定した後に個別銘柄を選定し、投資する手法を

 トップダウン・アプローチと言います。

 

以上を踏まえ、問題文を確認するとグロース運用についての記述であることが分かります。

 

選択肢1. グロース運用

正解です。

冒頭の説明文の内容と一致します。

選択肢2. バリュー運用

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢3. トップダウン・アプローチ

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

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02

アクティブ運用の投資スタイルのひとつで、企業の成長性を重視して銘柄を選定する手法を「グロース運用」といいます

選択肢1. グロース運用

「グロース運用」は、売上高や利益の伸び率が市場平均よりも高いなど、企業の成長性を重視して銘柄を選定する手法です。

選択肢2. バリュー運用

「バリュー運用」は、アクティブ運用の投資スタイルのうちのひとつで、企業の現在の業績からみて、割安な銘柄を中心に選定する手法です。

選択肢3. トップダウン・アプローチ

「トップダウン・アプローチ」は、アクティブ運用の投資スタイルのひとつで、金利・為替・景気などのマクロな分析により国別・業種別の組入比率を決め、その比率に基づいて個別銘柄を決めていく手法です。

 

(参考)「ボトムアップ・アプローチ」とは

個別銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって投資対象とする銘柄を選定し、その積上げによりポートフォリオを構築する手法です。

まとめ

「グロース運用」が正解です。

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03

株式投資信託の運用手法においては、パッシブ運用とアクティブ運用、トップダウンアプローチとボトムアップアプローチ、グロース運用とバリュー運用の3つの基軸で運用の手法が区分されます。

それぞれどのような観点にのっとった運用手法の基軸なのか抑えておきましょう。

選択肢1. グロース運用

グロース運用は売上高や利益の伸び率といった将来的な成長が見込める銘柄に投資するスタイルです。問題文の内容に合致するため、この選択肢は適切です。

選択肢2. バリュー運用

バリュー運用は、企業の利益や資産に対して現在の株価が割安だと思う銘柄に投資するスタイルで、問題文の内容と異なるためこの選択肢は誤りです。

選択肢3. トップダウン・アプローチ

トップダウン・アプローチはマクロ的な投資環境(経済や金利、為替の状況)を予測し、資産配分をする業種などを決定する方法で、問題文の内容と異なるためこの選択肢は誤りです。

まとめ

なお、この問題に出てこなかったパッシブ、アクティブは、市場のベンチマークである日経平均などに連動する運用成果を目指すのがパッシブ運用、ベンチマークを上回るように個別銘柄を選定する方法がアクティブ運用となります。

また、ボトムアップ・アプローチはトップダウン・アプローチの逆に、個別銘柄の調査結果から投資対象を決定するスタイルです。

いずれも、投資スタイルの違いを抑えておきましょう。

 

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