技術士 過去問
令和6年度(2024年)
問35 (適性科目 問5)
問題文
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第6次評価報告書の政策決定者向け要約において、「人間活動が主に温室効果ガスの排出を通して地球温暖化を引き起こしてきたことには疑う余地がなく、1850〜1900年を基準とした世界平均気温は2011〜2020年に1.1°Cの温暖化に達した。」 とされている。
環境保全に関する次の記述のうち、正しいものは◯、誤っているものは✕として、最も適切な組合せはどれか。
(ア)カーボンニュートラルとは、市民、企業、NPO/NGO,自治体、政府等の社会の構成員が、自らの温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれを削減する努力を行うと
ともに、削減が困難な部分の排出量について、カーボン・クレジット等により、その排出量の全部又は一部を埋め合わせる取組をいう。
(イ)プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)とは、地球の変化に関する各項目について、人間が安全に活動できる範囲のことであり、その範囲にとどまれば人間社会は発展し繁栄できるが、境界を越えることがあれば、人間が依存する自然資源に対して回復不可能な変化が引き起こされるとされている。
(ウ)トップランナー基準とは、エネルギー多消費機器のうち 「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」に基づき、指定したエネルギー多消費機器の省エネルギー基準を、各々の機器において、基準設定時に商品化されている製品のうち最も省エネ性能が優れている機器の性能以上に設定するものをいう。
(エ)カーボン・オフセットとは、社会の構成員が、取組の対象において重要なすべての活動範囲を考慮して温室効果ガスの排出量を認識し、排出量を最小化する目標及び計画に沿って主体的かつ継続的にこれを削減するとともに、削減が困難な部分の排出量について、クレジット等により、その排出量の全部を埋め合わせた状態をいう。
環境保全に関する次の記述のうち、正しいものは◯、誤っているものは✕として、最も適切な組合せはどれか。
(ア)カーボンニュートラルとは、市民、企業、NPO/NGO,自治体、政府等の社会の構成員が、自らの温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれを削減する努力を行うと
ともに、削減が困難な部分の排出量について、カーボン・クレジット等により、その排出量の全部又は一部を埋め合わせる取組をいう。
(イ)プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)とは、地球の変化に関する各項目について、人間が安全に活動できる範囲のことであり、その範囲にとどまれば人間社会は発展し繁栄できるが、境界を越えることがあれば、人間が依存する自然資源に対して回復不可能な変化が引き起こされるとされている。
(ウ)トップランナー基準とは、エネルギー多消費機器のうち 「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」に基づき、指定したエネルギー多消費機器の省エネルギー基準を、各々の機器において、基準設定時に商品化されている製品のうち最も省エネ性能が優れている機器の性能以上に設定するものをいう。
(エ)カーボン・オフセットとは、社会の構成員が、取組の対象において重要なすべての活動範囲を考慮して温室効果ガスの排出量を認識し、排出量を最小化する目標及び計画に沿って主体的かつ継続的にこれを削減するとともに、削減が困難な部分の排出量について、クレジット等により、その排出量の全部を埋め合わせた状態をいう。
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問題
技術士 第一次試験 令和6年度(2024年) 問35(適性科目 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第6次評価報告書の政策決定者向け要約において、「人間活動が主に温室効果ガスの排出を通して地球温暖化を引き起こしてきたことには疑う余地がなく、1850〜1900年を基準とした世界平均気温は2011〜2020年に1.1°Cの温暖化に達した。」 とされている。
環境保全に関する次の記述のうち、正しいものは◯、誤っているものは✕として、最も適切な組合せはどれか。
(ア)カーボンニュートラルとは、市民、企業、NPO/NGO,自治体、政府等の社会の構成員が、自らの温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれを削減する努力を行うと
ともに、削減が困難な部分の排出量について、カーボン・クレジット等により、その排出量の全部又は一部を埋め合わせる取組をいう。
(イ)プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)とは、地球の変化に関する各項目について、人間が安全に活動できる範囲のことであり、その範囲にとどまれば人間社会は発展し繁栄できるが、境界を越えることがあれば、人間が依存する自然資源に対して回復不可能な変化が引き起こされるとされている。
(ウ)トップランナー基準とは、エネルギー多消費機器のうち 「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」に基づき、指定したエネルギー多消費機器の省エネルギー基準を、各々の機器において、基準設定時に商品化されている製品のうち最も省エネ性能が優れている機器の性能以上に設定するものをいう。
(エ)カーボン・オフセットとは、社会の構成員が、取組の対象において重要なすべての活動範囲を考慮して温室効果ガスの排出量を認識し、排出量を最小化する目標及び計画に沿って主体的かつ継続的にこれを削減するとともに、削減が困難な部分の排出量について、クレジット等により、その排出量の全部を埋め合わせた状態をいう。
環境保全に関する次の記述のうち、正しいものは◯、誤っているものは✕として、最も適切な組合せはどれか。
(ア)カーボンニュートラルとは、市民、企業、NPO/NGO,自治体、政府等の社会の構成員が、自らの温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれを削減する努力を行うと
ともに、削減が困難な部分の排出量について、カーボン・クレジット等により、その排出量の全部又は一部を埋め合わせる取組をいう。
(イ)プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)とは、地球の変化に関する各項目について、人間が安全に活動できる範囲のことであり、その範囲にとどまれば人間社会は発展し繁栄できるが、境界を越えることがあれば、人間が依存する自然資源に対して回復不可能な変化が引き起こされるとされている。
(ウ)トップランナー基準とは、エネルギー多消費機器のうち 「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」に基づき、指定したエネルギー多消費機器の省エネルギー基準を、各々の機器において、基準設定時に商品化されている製品のうち最も省エネ性能が優れている機器の性能以上に設定するものをいう。
(エ)カーボン・オフセットとは、社会の構成員が、取組の対象において重要なすべての活動範囲を考慮して温室効果ガスの排出量を認識し、排出量を最小化する目標及び計画に沿って主体的かつ継続的にこれを削減するとともに、削減が困難な部分の排出量について、クレジット等により、その排出量の全部を埋め合わせた状態をいう。
- ア:◯ イ:◯ ウ:◯ エ:◯
- ア:✕ イ:◯ ウ:◯ エ:◯
- ア:◯ イ:✕ ウ:✕ エ:◯
- ア:◯ イ:◯ ウ:✕ エ:✕
- ア:✕ イ:◯ ウ:◯ エ:✕
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この過去問の解説 (1件)
01
環境保全に関する問題です。各記述の〇×は次のようになります。
(ア)×
カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量を削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量についは、その排出量の全部を埋め合わせる取組をいいます。
(イ)〇
(ウ)〇
(エ)×
カーボン・オフセットとは、温室効果ガスの排出量を削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量についは、その排出量の一部または全部を埋め合わせる取組をいいます。
本問題のポイントは「カーボンニュートラル」と「カーボン・オフセット」の違いを理解することです。
簡単にまとめると下記のようになります。
カーボンニュートラル:温室効果ガスの排出量と吸収量を±0にするという取組
カーボン・オフセット:温室効果ガスの排出削減や吸収量の増加につながる活動に投資する取組
したがって、本選択肢が正解です。
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