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保育士の過去問 平成26年(2014年) 社会福祉 問72

問題

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次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
G児童家庭支援センターに、30歳女性Hさんが娘のJちゃん(3歳女児)と一緒に来所した。K相談員が面接室に案内すると、「昨夜、娘の手をちょっとたたいてしまったんです」と泣きながら話した。このようなことは今回が初めてのようだった。K相談員が話を聞くうち、来所した真意は、育児に協力してくれる人や相談できる人が身近にいないことによる孤立感であることがわかった。この面談の後、K相談員はHさんとともに別室にいたJちゃんのもとへ行き、全身にあざがないことなどを確認した。

【設問】
次の文は、K相談員の対応に関する記述である。適切な記述を選びなさい。
   1 .
子育て中の母親同士が集う、地域の子育て拠点や地域の子育てサークルなどを紹介する。
   2 .
母親自身の精神的な問題が原因であることを認識させ、精神科の受診をすすめる。
   3 .
たたくという行為は程度を問わず身体的虐待であり、ただちに児童相談所へ通告する必要があることを伝える。
   4 .
子ども本人の安全の確保を最優先し、ただちに緊急一時保護の手続きを行う。
( 保育士試験 平成26年(2014年) 社会福祉 問72 )
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この過去問の解説 (3件)

12
1 適切

 育児の孤立感を軽減したり、身近な相談相手を見つけるきっかけにつながる、適切な情報提供です。

2 不適切

 母親が援助者のない状態で育児をしている場合に、孤立感や育児に対する不安を感じるのは異常なことではなく、精神的な問題ととらえるのは無理があります。

3 不適切

 「初めて」「ちょっとたたいた」結果、身体的にあざなどもないことから、きわめて軽微な事案であり、ただちに児童相談所へ通告する必要があるとはいえません。

4 不適切

 継続的な虐待が疑われる状況ではなく、ただちに緊急一時保護の対象とすることは行き過ぎた対応です。

付箋メモを残すことが出来ます。
5
児童家庭センター:児童福祉法44条。地域の児童の福祉に関する各般の問題につき児童に関する家庭その他からの相談のうち専門的な知識及び技術を必要とするものに応じ必要な助言を行うとともに市町村の求めに応じ技術的助言その他必要な援助を行うとなっています。

1.正しい。近年では身近に相談者がおらず子育てが孤立してしまう事も多く見られます。地域の子育てサークルに参加する事で孤立感を解消したり相談や話が出来る環境を作る事が必要です。

2.誤り。児童家庭センターの相談員が精神科の受診を勧めるのは不適当です。

3&4.誤り。母親自身も叩いてしまった事を認めておりまた子育ての孤立感を話したりしているため、必要な助言や社会資源を活用しながら、対応していくことが必要です。ただちに児童相談所への通告や緊急一時保護の対応は不適切です。

よって選択肢1が正解となります。

3
育児に協力してくれる人や相談できる人が身近にいないことによる孤立感が原因であること、また、自主的に叩いてしまったことを話したということより、直ちに通告、隔離、治療の必要はありません。
親子ふたりにとってなにがいちばんいいことかを考える必要があります。

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