保育士の過去問
平成25年(2013年)
保育原理 問10

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問題

保育士試験 平成25年(2013年) 保育原理 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」のウ「環境」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

・好きな( A )に興味を持って関わり、様々な遊びを楽しむ。
・( B )に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。
・生活の中で、様々な物に触れ、その性質や( C )に興味や関心を持つ。
・身近な動植物に親しみを持ち、いたわったり、大切にしたり、作物を育てたり、味わうなどして、( D )に気付く。
・身近な物や遊具に興味を持って関わり、( E )、試したりして工夫して遊ぶ。
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成25年に出題された設問となります。 参考1   参考2

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は 3 です。

A 玩具や遊具
保育士等は、子どもが自ら興味を持ち、関わってみたいと思うような玩具や遊具を、子どもの周りに準備しておくことが必要です。そして子どもと共にそれらに関わり、遊びを発展させることが求められます。玩具や遊具の安全性はもちろん、その質、色、デザインなど、乳幼児期の子どもが出会い、関わる物が子どもの感覚や感性を育んでいくことを自覚し、その種類、質、量などにも十分配慮していくことが必要です。

B 自然
近年、子どもは自然と触れ合う体験をする機会が乏しくなっています。子どもが全身を介して直接自然と触れ合う体験は、子どもの心を癒すだけでなく、自然に対する驚きの気持ちや、その美しさに感動する気持ちを子どもに抱かせ、その不思議さに魅せられる中で様々な気付きを得ていきます。

C 仕組み
子どもは、身近にある物の働きや仕組みについて、自分なりに考えたり、試行錯誤しながら触ったり試したり工夫を凝らしてみたりします。そして、それらに対し親しみを持ち、遊びに取り入れようとします。

D 生命の尊さ
動植物がどのようにして生きているのかを考えたり、命の持つ不思議さに気付いたり、生きているものへの温かな感情が芽生えるよう、保育士等はそのきっかけを与えたり、動植物への関わり方を伝えていきます。

E 考えたり
子どもは遊びの中で、その物の使い方について独自の着想を得てそれを試してみたり、工夫を凝らしてみたりするなど、じっくりと遊びに取り組み、考える力を育んでいきます。


これらの解説は、保育所保育指針解説書の中で述べられています。

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02

正解は3です。
「保育所保育指針」第3章「保育の内容」1「保育のねらい及び内容」(2)「教育に関わるねらい及び内容」ウ「環境」のイ内容を参照すると、正しい記述は以下のようになります。

A 玩具や遊具
B 自然
C 仕組み
D 生命の尊さ
E 考えたり

☆第3章「保育の内容」1「保育のねらい及び内容」(2)「教育に関わるねらい及び内容」ウ「環境」のイ内容については、全部で12項目あります。すべてに目を通しておくとよいでしょう。

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03

保育所保育指針 第3章は過去3年を振り返っても出題傾向は低いのですが、
今回の設問「環境」においては過去2年(H24再試験、H25)で出題されています。

・好きな(A玩具や遊具)に興味を持って関わり様々な遊びを楽しむ。
環境(イ)②参照。

・(B自然)に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。
環境(イ)③参照。

・生活の中で様々な物に触れ、その性質や(C仕組み)に興味や関心を持つ。
環境(イ)④参照。

・身近な動植物に(中略)味わうなどして(D生命の尊さ)に気付く。環境(イ)⑦参照。

・身近な物や(中略)関わり(E考えたり)試したりして工夫して遊ぶ。環境(イ)⑨参照。

よって選択肢3が正解です。

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04

正解は3です。
平成30年4月1日施行の保育所保育指針では、「2 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」のウと「3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の ウ 環境に関する記述となっています。
これらを参照すると解答は以下のようになります。

A 玩具や遊具
B 自然
C 仕組み
D 生命の尊さ
E 考えたり

指針の改定により、内容の記述がより具体的になっています。全文を覚えられずとも、必ず目を通し、ポイントを頭に入れておくとよいでしょう。

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