保育士の過去問
平成25年(2013年)
保育原理 問15
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問題
保育士試験 平成25年(2013年) 保育原理 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
5歳児クラスではエンドウマメを栽培し、収穫して、自分たちでさやから豆をとり出して、豆ご飯づくりをした。子どもたちは、「ころころしているね。」「森のにおいがする。」など、豆ご飯の味を自分なりの言葉で表現しながら、楽しんで食べていた。担任保育士は、収穫から豆ご飯を食べるまでの子どもの様子をクラスだよりに書いて、保護者に伝えた。
【設問】
クラスだよりの内容として、適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A エンドウマメを収穫するときにみんなが同時にしようとしてけんかになったが、子ども同士で話し合って順番を決めていた。
B 調理の職員からの説明を、熱心に聞いていた。
C エンドウマメのさやむきが上手でない子どもがいたが、もっと家で練習しておいてほしかった。
D 4歳児クラスにも豆ご飯を届けに行って、喜ばれた。
E 豆ご飯の味をさまざまな言葉で表現していたので、どんな味がしたかを子どもに聞いてほしい。
【事例】
5歳児クラスではエンドウマメを栽培し、収穫して、自分たちでさやから豆をとり出して、豆ご飯づくりをした。子どもたちは、「ころころしているね。」「森のにおいがする。」など、豆ご飯の味を自分なりの言葉で表現しながら、楽しんで食べていた。担任保育士は、収穫から豆ご飯を食べるまでの子どもの様子をクラスだよりに書いて、保護者に伝えた。
【設問】
クラスだよりの内容として、適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A エンドウマメを収穫するときにみんなが同時にしようとしてけんかになったが、子ども同士で話し合って順番を決めていた。
B 調理の職員からの説明を、熱心に聞いていた。
C エンドウマメのさやむきが上手でない子どもがいたが、もっと家で練習しておいてほしかった。
D 4歳児クラスにも豆ご飯を届けに行って、喜ばれた。
E 豆ご飯の味をさまざまな言葉で表現していたので、どんな味がしたかを子どもに聞いてほしい。
- A○ B○ C× D○ E○
- A○ B○ C× D× E×
- A○ B× C× D○ E○
- A× B× C○ D○ E○
- A× B× C○ D× E○
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この過去問の解説 (3件)
01
A.正しい。この事例では5歳が対象児となっており5歳の発達過程では「喧嘩を自分たちで解決しようとする」ことに注目です。このことをふまえ、自分たちで話し合って決めた事で日頃の保育の様子が伝わってきます。適切な内容です。
B.正しい。保育所には園長(所長)や栄養士・調理員など保育士以外の職員も配置されています。
保育士以外の職員との関わりも必要であり適切な内容です。
C.誤り。さやむきが上手い下手など個人差はあると思いますが「家で練習してほしい」と書くことはクラスだよりの内容としては不適切です。
D.正しい。異年齢クラスとの交流は保育所の中で多く見られ適切な内容です。
E.正しい。保育所の保育は単に一方的に行われるのではなく家庭との連続性が重要となってきます。
実際の保育所での活動を家庭でも実践したり話をしたりする光景は多く見られますので適切な内容です。
よって○○×○○となり選択肢1が正解です。
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02
A:〇
保育指針において、3歳以上児の人間関係の項目では「互いに思いを主張し、折り合いを付ける体験をし、きまりの必要性などに気付き、自分の気持ちを調整する力が育つ」ようにすることが求められています。発達段階の姿を保護者に伝え、共有することは望ましいといえます。
B:〇
保育にかかわるあらゆる立場の人の存在を保護者に啓発することも必要です。また、子どもが関心を持って活動している姿を知ることは、保護者にとって喜ばしいことです。
C:×
子どものできなさと保護者を責めるような態度は、保育士として適切ではありません。個人差に応じたかかわりをすることが保育者の役割です。
D:〇
異年齢クラスとの交流を通しての育ちもあります。子どもの姿を伝える内容として適しています。
E:〇
言葉の領域において「したり、見たり、聞いたり、感じたり、考えたりなどしたことを自分なりに言葉で表現する。」とあります。家庭においても、発達に応じたはたらきかけを促すことで、保育の連続性を保つことが期待できます。
D:
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03
A ○
保育所では保護者に対して、子どもの様子や日々の保育の意図などを説明し、保護者との相互理解を深めなければなりません。
Aの記述は、子どもの様子を伝える内容として、適切です。
B ○
Bの記述も子どもの様子を伝える内容として、適切です。
C ×
Cの記述は、子どもの発達の個人差を無視しているうえ、保護者に対してさやむきの練習を一方的に要望している点が不適切です。
D ○
Dの記述も子どもの様子を伝える内容として、適切です。
E ○
保育所保育指針の3歳児以上の保育の配慮事項には、「自分の気持ちや経験を自分なりの言葉で表現することの大切さに留意し」と、あります。保育所では言葉の表現を楽しむ保育を行っていることが読み取れますが、保育と家庭での生活に連続性をもたせる提案として、Dの記述は適切です。
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