保育士の過去問
平成25年(2013年)
保育原理 問19
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問題
保育士試験 平成25年(2013年) 保育原理 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、乳幼児の保育に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「幼稚園教育要領」も「保育所保育指針」も告示であり、法的拘束力がある。
B 保育所は、保育に欠ける乳幼児に対する家庭養育の補完を任務としており、地域の子育て支援は、保育所の任務とすべき課題ではない。
C 保育所は「児童福祉法」に規定され、幼稚園は「学校教育法」に規定されているが、乳幼児を保育する施設であることは共通する。「保育所保育指針」、「幼稚園教育要領」ともに、保育とは教育と養護が一体化したものと記述している。
D 市町村は「児童福祉法」の規定に基づく報告や通知を受けた児童について、必要があると認めたときは、その保護者に対し、保育所や家庭的保育事業による保育の申し込みを勧奨しなければならない。
A 「幼稚園教育要領」も「保育所保育指針」も告示であり、法的拘束力がある。
B 保育所は、保育に欠ける乳幼児に対する家庭養育の補完を任務としており、地域の子育て支援は、保育所の任務とすべき課題ではない。
C 保育所は「児童福祉法」に規定され、幼稚園は「学校教育法」に規定されているが、乳幼児を保育する施設であることは共通する。「保育所保育指針」、「幼稚園教育要領」ともに、保育とは教育と養護が一体化したものと記述している。
D 市町村は「児童福祉法」の規定に基づく報告や通知を受けた児童について、必要があると認めたときは、その保護者に対し、保育所や家庭的保育事業による保育の申し込みを勧奨しなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
B.誤り。保育所保育指針 第1章 保育所の役割(3)~(中略)入所する子どもの保護者に対する支援及び地域の子育て家庭に対する支援等を行う役割を担うものである。と記載されています。
また第6章 保護者に対する支援 3.地域における子育て支援と独立して記載されておりますので保育所は地域における子育て支援も担う事を覚えておくと良いと思います。
C.誤り。幼稚園教育要領 第1章 第1 幼稚園養育の基本 1(中略)幼児期にふさわしい生活が展開されるようにすること、と書かれている。
設問では「乳幼児期」となっているので、誤りとなります。
D.正しい。児童福祉法 第6款 子育て支援事業 第21条の8(市町村の責務)~~(略)当該児童を養育するために最も適切な支援が総合的に受けられるように福祉サービスを提供する者又はこれに参画する者の活動の連携及び調整を図るようにすることその他の地域の実情に応じた体制の整備に努めなければならない。
第21条9 三 地域の児童の養育に関する各般の問題につき、保護者からの相談に応じ必要な情報の提供及び助言を行う事業
以上から必要がある時には情報提供や助言をしていくことが必要です。
よって○××○となり選択肢2が正解となります。
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02
A ○
保育所保育指針は2008年から告示となり、法的な拘束力を持つようになりました。
B ×
保育所保育指針第1章「総則」2「保育所の役割」(3)に、「保育所は、入所する子どもを保育するとともに、家庭や地域の様々な社会資源との連携を図りながら、入所する子どもの保護者に対する支援及び地域の子育て家庭に対する支援等を行う役割を担うものである」とあります。
「地域の子育て支援は保育所の任務とすべき課題ではない」という記述は不適切です。
C ×
幼稚園は満3歳から小学校就学までの子どもを対象としており、乳児は対象となっていません。
D ○
児童福祉法第24条第4項にて規定されています。
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03
A:〇
どちらも法的拘束力をもつ告示です。この基本の知識があれば、今回の問題は消去法で解答1と2に絞られます。
B:×
保育所は、地域に開かれた施設として、入所家庭以外の子育て支援も積極的に行う義務があります。
C:×
幼稚園は、3歳以上児を対象とした施設です。よって乳幼児の記述は誤りです。
D:〇
児童福祉法第24条4項参照。
保護者に対し、保育を受けることの申込みを勧奨し、及び保育を受けることができるよう支援するよう定められています。
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