保育士の過去問
平成25年(2013年)
教育原理 問22

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問題

保育士試験 平成25年(2013年) 教育原理 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、「幼稚園教育要領」第1章「総則」の第1「幼稚園教育の基本」の記述として正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 教師は、幼児一人一人の活動の場面に応じて、様々な役割を果たし、その活動を豊かにしなければならない。
B 教師は、幼児と人やものとのかかわりが重要であることを踏まえ、物的・空間的環境を構成しなければならない。
C 幼稚園教育は環境を通して行うものであることを基本とし、教師が幼児に直接教えることはない。
D 遊びは自発的な活動であるため、教師は、幼児一人一人の様子を見守り、幼児が自発的に遊び始めるのを気長に待つ。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

A ○
適切な記述です。

B ○
適切な記述です。

C ×
「教師が幼児に直接教えることはない」という記述は不適切です。
「教師は幼児と共に、よりよい教育環境を創造するように努め」「幼児一人一人の特性に応じ、発達の課題に即した指導を行う」と、記されています。

D ×
「幼児が自発的に遊び始めるのを気長に待つ」というのは不適切で、教師は「幼児の主体的な活動を促し、幼児期にふさわしい生活が展開されるように」指導していくことが求められています。

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02

幼稚園教育要領は近年ではH24、H25に出題されています。他の科目が保育所保育指針の出題が多い一方で教育原理は幼稚園教育要領が出る事があるため併せて確認をしておくことが必要です。
A.正しい。
B.正しい。
C.誤り。教師が幼児に直接教えることがないという文が誤り。幼稚園は幼児を保育し幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えその心身の発達を助長することを目的としその目的を実現するために教育を行う、となっており教育を行うのは教師の役割となっています。
D.誤り。教師が幼児一人一人の様子を見守り幼児が自発的に遊び始めるのを待つことも必要ですが時によっては教師側が環境を設定したり声掛け等を行いながら遊びに導く事も必要です。

よって○○××となり選択肢2が正解となります。

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03

正解は2です。

Cが×の解説・・・「幼稚園教育要領」第章「総則」の第1節「幼稚園教育の基本」の3項には、「幼児の発達は,心身の諸側面が相互に関連し合い,多様な経過をたどって成し遂げられていくものであること,また,幼児の生活経験がそれぞれ異なることなどを考慮して,幼児一人一人の特性に応じ,発達の課題に即した指導を行うようにすること。」との記述があります。発達の課題に合った指導は教師が直接行うものなので、「教師が幼児に直接教えることはない」というのは誤りです。

Dが×の解説・・・「幼稚園教育要領」第章「総則」の第1節「幼稚園教育の基本」の1項には、「 幼児は安定した情緒の下で自己を十分に発揮することにより発達に必要な体験を得ていくものであることを考慮して,幼児の主体的な活動を促し,幼児期にふさわしい生活が展開されるようにすること。」との記述があり、主体的な活動を促すことと、自発的に遊び始めるのを待つだけとは、同じ意味ではないため誤りです。

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