保育士の過去問
平成25年(2013年)
教育原理 問23
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問題
保育士試験 平成25年(2013年) 教育原理 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、ヘルバルト(Herbart,J.F.)に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 彼によれば、教育の目的は倫理学によって示され、教育の方法は心理学によって示される。
- 彼は、教育の究極的な目的は、道徳的品性の陶冶にあると考えた。
- 彼は、「生活が陶冶する」という有名な言葉を残した。
- 彼は、教授において、子どもに多方面への興味を喚起することの重要性を説いた。
- 彼は、著書『一般教育学』のなかで、「明瞭・連合・系統・方法」という4段階の教授段階説を唱えた。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 ○
ヘルバルトはドイツの教育学者です。著書「一般教育学」の中で、教育の目的は倫理学によって示され、教育の方法は心理学によって示されると論じられています。
2 ○
著書「一般教育学」の「綱要」で、「道徳的品性の陶冶こそが教育の目的」述べています。
3 ×
「生活が陶冶する」といったのは、スイスの教育学者のペスタロッチです。
4 ○
ヘルバルトは子どもの多面的な興味を重視していました。
5 ○
「明瞭・連合・系統・方法」の4段階による教授段階説は、その後、ツェラーやラインによってヘルバルト学派の5段階教授法として展開されました。
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02
ヘルバルト:4段階教授法。ドイツの哲学者。一般教育学の中で4段階教授法、その後、ツィラーとラインによって5段階教授法へ発展された人物です。
設問は不適切な記述を選ぶ問題です。
ペスタロッチは教育原理以外でも学ぶ機会がある人物なので、ペスタロッチの著書と言葉が分かれば消去法で正解が導き出せます。
ぺスタロッチ:スイスの教育実践者。「白鳥の歌」「生活が陶冶する」「リーンハルトとゲルトルート」「隠者の夕暮れ:玉座の上にあっても木の葉の屋根の陰に住まわってもその本質において同じ人間、その本質から見た人間そも彼は何であるか」となっています。
よって選択肢3が正解となります。
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03
「生活を陶冶する」と述べたのは、ペスタロッチです。
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