保育士の過去問
平成25年(2013年)
教育原理 問25

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問題

保育士試験 平成25年(2013年) 教育原理 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【I群】の業績と【II群】の人物とを結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】
A 京都に綜芸種智院を創設した。当時の社会では教育機関は主に貴族階級を対象として開かれているという現実を打破するために、貴僧俗の区別なく、民衆にも門戸を開いた。
そこでは広範な知識を獲得する「綜芸」を通して、自己を取り巻く世界を完全に把握することを意味する「種智」の実現に至る道程を示した。

B 「知行合一」を唱え、わが国における陽明学の祖とされる。主著『翁問答』では、孝を道徳の根本とし、幼少期からの教育の徳教を重視するとともに、父母の役割に期待した。多くの人々に尊敬され、「近江聖人」とも言われた。

【II群】
ア 聖徳太子
イ 空海
ウ 林羅山
エ 中江藤樹
オ 貝原益軒

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。
A イ
京都に綜芸種智院を創設したのは、真言宗の開祖である空海(774~835)です。

B エ
日本で陽明学の祖とされるのは、江戸時代初期の陽明学者の中江藤樹(1608~1648)です。

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02

A:糸へんに宗と書く(しゅ)芸(げい)種智院(しゅちいん)と読みます。空海が総合教育を目的に京都の邸宅に開設した私立学校です。

B:知行合一(ちぎょうごういつ)知識と行為は一体である。近江聖人=中江藤樹です。

よって選択肢4が正解となります。

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03

正解は4です。

A…イ 空海(弘法大師)についての記述です。
     綜芸種智院は、庶民のための学校と言わ     れ、三教一致(儒教・道教・仏教)の教     育を行いました。

B…エ 中江藤樹についての記述です。
     「知行合一」とは、陽明学の思想で、知     識と行動は合致していなければならな      い」という意味です。

  

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