保育士の過去問
平成25年(2013年)
教育原理 問30

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問題

保育士試験 平成25年(2013年) 教育原理 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「特別支援教育の推進について」(平成19年4月1日 文部科学省初等中等教育局長通知)に示された「特別支援教育の理念」である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の( A )を把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものである。

また、特別支援教育は、これまでの特殊教育の対象の障害だけでなく、知的な遅れのない( B )障害も含めて、特別な支援を必要とする幼児児童生徒が在籍する全ての学校において実施されるものである。

さらに、特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒への教育にとどまらず、障害の有無やその他の個々の違いを認識しつつ様々な人々が生き生きと活躍できる( C )の形成の基礎となるものであり、我が国の現在及び将来の社会にとって重要な意味を持っている。
  • A教育的ニーズ  B身体  C共生社会
  • A教育的ニーズ  B発達  C職場環境
  • A教育的ニーズ  B発達  C共生社会
  • A障害の程度   B身体  C職場環境
  • A障害の程度   B発達  C職場環境

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

A 教育的ニーズ
障害の有無にかかわらず、教育のニーズに対応していく必要があります。

B 発達
特別支援教育の対象となっている発達障害については、「アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動障害その他これに類する脳機能の障害」があります。

C 共生社会
障害のある人も含めて、すべての人が積極的に参加し、貢献していけるような社会のことを共生社会といいます。

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02

文部科学省では障害のあるすべての幼児児童生徒の教育の一層の充実を図る為、学校における特別支援教育を推進することとなっています。
H19/4/1付けの通知『特別支援教育の推進について』が出されました。

各学校は障害の状態に合わせ円滑に学習や学校生活が送れるように配慮を行う。
交流や共同学習を通じ障害を持った子とそうでない子が交流する機会を持つことで社会性や豊かな人間性を育み障害に対する正しい理解が出来る機会を持つ。
双方の幼児児童生徒の教育的ニーズに対応した内容・方法を十分に検討し早期から組織的・計画的・継続的に実施することなど一層の効果的な実施にむけた取り組みを推進していく。

(A教育的ニーズ)(B発達)(C共生社会)が入ります。選択肢3が正解となります。

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03

正解は 3です。

 「特別支援教育の推進について」からの引用です。
 障害の有無にかかわらず、一人ひとりの教育的ニーズに応じた適切な指導及び必要な支援を行い、すべての子どもが互いの違いやよさを認め合うなどの豊かな心の育成、自らが意欲的・主体的に学んだり考えたりするなど、確かな学力の向上につながります。

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