保育士の過去問
平成25年(2013年)
児童家庭福祉 問44

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問題

保育士試験 平成25年(2013年) 児童家庭福祉 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【I群】の子どもの権利についての条約等と【II群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】
A 国際人権規約
B 児童権利宣言
C 児童の権利に関するジュネーブ宣言
D 世界人権宣言
E 児童の権利に関する条約

【II群】
ア 人権に関するもので、第二次世界大戦後の1948年に国際連合で採択された。
イ 子どもの権利に関してまとめたもので、第一次世界大戦の反省を踏まえ国際連盟で採択された。
ウ 子どもの権利に関するもので、ポーランドの提案で国際連合が検討を開始し、1989年に採択された。
エ 人権諸条約の中で最も基本的かつ包括的なもので、1966年に国際連合で採択された。
オ 子どもの権利に関するもので、1959年に国際連合で採択された。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

A エ
国際人権規約は、昭和41(1966)年に国際連合で採択されたものです。

B オ
児童権利宣言は、昭和34(1959)年に、国際連合で採択されたものです。
前文では「人類は、児童に対し、最善のものを与える義務を負う」と述べられています。

C イ
児童の権利に関するジュネーブ宣言は、大正13(1924)年に採択されたものです。子どもの権利に関するはじめての国際的宣言で、戦争への反省から、子どもの医療、栄養、教育などのために作られました。

D ア
世界人権宣言は、昭和23(1948)年に国際連合で採択されました。子どもの生活の保障や教育の権利を含んでいます。

E ウ
児童の権利に関する条約は、平成元(1989)年に、国際連合で採択されました。この条約では、基本的人権が子どもに保障されていることが国際的に定められています。また、子どもを権利を享受するものとしてだけでなく、権利を行使するものとして認めているところが画期的だとされています。

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02

世界人権宣言~権利条約は他科目でも古い順に並べ替える出題や条約・宣言の内容の理解度を求める傾向が強くなってきています。
一番古い条約・宣言と一番新しい条約・宣言を書きだしてみて下さい。そして、順番通りに書き出してみるとすっきり整理することが出来ます。

A:国際人権規約 S41(1966)宣言から条約に。法的拘束力を持つようになる。

B:児童権利宣言 S34(1959)国連採択。

C:児童の権利に関するジュネーブ宣言 T13(1924)国際連盟。最も古い宣言。

D:世界人権宣言 S23(1948)国連採択。

E:児童の権利に関する条約 平成元年(1989)一番新しい条約。日本は平成6年批准。

よって選択肢5が正しい組み合わせとなります。

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03

正解は 5です。

・国際人権規約は、1966 年に国際連合で採択されました。人権諸条約の中で最も基本的かつ包括的なものです。

・児童権利宣言は、子どもの権利に関するものであり、1959 年に国際連合で採択されました。

・児童の権利に関してまとめられたジュネーブ宣言は、第一次世界大戦の反省を踏まえ国際連盟で採択されました。

・世界人権宣言は、人権に関するものであり、第二次世界大戦後の 1948 年に国際連合で採択されました。

・児童の権利に関する条約は、ポーランドの提案により国際連合が検討を開始し、1989年に採択されました。

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