保育士の過去問
平成25年(2013年)
児童家庭福祉 問54
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問題
保育士試験 平成25年(2013年) 児童家庭福祉 問54 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、保護者や家族への支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「児童福祉法」における「保育所等訪問支援」は、保育所その他の児童が集団生活を営む施設において、障害児の保護者に対して障害児の家庭養育に必要な専門的な支援を供与することを目的としている。
B 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)では、児童福祉施設の職員は、正当な理由がなく、その業務上知り得た利用者の秘密を漏らしてはならないとされる一方、利用者の家族の秘密を漏洩することについては特段の規定は設けられていない。
C 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)では、乳児院における心理療法担当職員を置かなければならない要件として、心理療法を行う必要があると認められる乳幼児が10人以上入所している場合をあげており、乳幼児の保護者に対する心理療法の必要性については考慮されていない。
D 「発達障害者支援法」に基づけば、都道府県及び市町村は、発達障害児の保護者が適切な監護をすることができるように、相談及び助言その他の支援を適切に行うよう努めなければならない。
A 「児童福祉法」における「保育所等訪問支援」は、保育所その他の児童が集団生活を営む施設において、障害児の保護者に対して障害児の家庭養育に必要な専門的な支援を供与することを目的としている。
B 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)では、児童福祉施設の職員は、正当な理由がなく、その業務上知り得た利用者の秘密を漏らしてはならないとされる一方、利用者の家族の秘密を漏洩することについては特段の規定は設けられていない。
C 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)では、乳児院における心理療法担当職員を置かなければならない要件として、心理療法を行う必要があると認められる乳幼児が10人以上入所している場合をあげており、乳幼児の保護者に対する心理療法の必要性については考慮されていない。
D 「発達障害者支援法」に基づけば、都道府県及び市町村は、発達障害児の保護者が適切な監護をすることができるように、相談及び助言その他の支援を適切に行うよう努めなければならない。
- A○ B○ C○ D○
- A○ B○ C○ D×
- A○ B× C× D×
- A× B× C○ D○
- A× B× C× D○
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この過去問の解説 (4件)
01
A 「児童福祉法」第6条の2第5項では、「保育所等訪問支援」について保育所その他の児童が集団生活を営む施設において、障害児にその施設における障害児以外の児童との集団生活への適応のための専門的な支援を供与することを目的としている。保護者ではなく、障害児に対する支援である。
B 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」第14条の2には、「児童福祉施設の職員は、正当な理由なく、業務上知り得た利用者及びその家族の秘密を漏らしてはならない」としている。
C 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」第21条第3項には「心理療法を行う必要があると認められる乳幼児又はその保護者10人以上に心理療法を行う場合には、心理療法担当職員を置かなければならない」とされている。
D 「発達障害者支援法」第13条に記されている。
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02
A ×
児童福祉法第6条の2第5項によると、保育所等訪問支援は障害児につき支援を行うもので、障害児の保護者という記述は適切ではありません。
B ×
「利用者の家族の秘密を漏洩することについては特段の規定は設けられていない」という記述は不適切です。児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第14条の2には、「児童福祉施設の職員は、その業務上知り得た利用者又はその家族の秘密を漏らしてはならない」と、記されています。
C ×
「乳幼児の保護者に対する心理療法の必要性については考慮されていない」という記述は不適切です。児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第21条第3項において、心理療法担当職員を置かなければならない要件として、乳幼児又はその保護者10人以上に心理療法を行う場合とされています。
D ○
適切な記述です。
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03
A…× 児童福祉法第6条の2の5には「保育所等訪問支援とは、保育所その他の児童が集団生活を営む施設として厚生労働省令で定めるものに通う障害児につき、当該施設を訪問し、当該施設における障害児以外の児童との集団生活への適応のための専門的な支援その他の便宜を供与することをいう。」と記述されています。保護者に対する支援ではないので、誤りです。
B…× 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第14条の2には「児童福祉施設の職員は、正当な理由がなく、その業務上知り得た利用者又はその家族の秘密を漏らしてはならない。」と記述されています。家族の秘密も利用者同様の扱いですので、誤りです。
C…× 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第21条第3項には「心理療法を行う必要があると認められる乳幼児又はその保護者十人以上に心理療法を行う場合には、心理療法担当職員を置かなければならない。」と記述されています。ここでは、保護者への心理療法の必要性も記述されているので、誤りです。
D…○ 発達障害者支援法第13条には、「都道府県及び市町村は、発達障害児の保護者が適切な監護をすることができるようにすること等を通じて発達障害者の福祉の増進に寄与するため、児童相談所等関係機関と連携を図りつつ、発達障害者の家族に対し、相談及び助言その他の支援を適切に行うよう努めなければならない。」と記述されていますので、設問は適切な対応だといえます。
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04
(略)厚生労働省が定めるものに通う障害児につき当該施設を訪問し当該施設における障害児以外の児童との集団生活への適応のための専門的な支援その他の便宜を供与することを言うとなっており障害児の保護者に対してではありません。
B.誤り。児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 第14条2(秘密保持等)正当な理由なく業務上知り得た利用者または家族の秘密をもらしてはならない、となっており利用者と家族の秘密は漏らしてはいけません。
C.誤り。児童福祉施設の設備及び運営に関する基準
3章 乳児院19~25条参照。
21条 必要と認められる乳幼児またはその保護者と書かれています。
D.正しい。発達障害者支援法によれば5条 児童の発達障害、早期発見等 6条 早期の発達支援に市町村は相談、都道府県は助言することとなっています。
よって×××○となり選択肢5が正解となります、
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