保育士の過去問
平成25年(2013年)
社会福祉 問65

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問題

保育士試験 平成25年(2013年) 社会福祉 問65 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、基本的人権に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 国際連合が採択した国際人権規約は法的拘束力をもつ条約であり、それを批准した日本は、その規約により日本国憲法に「生存権」を規定した。
B 基本的人権の中には、人間固有の権利として国家権力から個人の自由を守る権利体系を構成するものがあり、自由権と呼ばれる。
C 国際連合総会で採択された世界人権宣言は、自由権、参政権、社会権等に関する「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準」を宣言したものである。
D 生存権は「公共の福祉」に反する場合に制限を加えることができるが、自由権に対しては国家権力といえども制限を加えることはできない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

A ×
生存権は、1946年の日本国憲法で規定されています。
日本が国際人権規約を批准したのは1979年です。

B ○
適切な記述です。
日本国憲法でも、第3章で、精神的自由権、経済的自由権、身体の自由等が保障されています。

C ○
適切な記述です。
世界人権宣言前文では、「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準として、この世界人権宣言を公布する」とあります。

D ×
自由権を含む基本的人権は、公共の福祉により制約を受けます。

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02

正解は 4です。

A…× 「生存権」は、日本国憲法が公布された昭和21(1946)年にすでに規定されています。

D…× 日本国憲法第13条には、「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」との記述があり、自由権に関しても「公共の福祉」に制限されます。

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03

A.国際人権規約はS41(1966年)に国連採択されました。日本国憲法25条で生存権が規定されていますが、日本国憲法はS21に公布されておりますので誤りとなります。

B.正しい。自由権は国家権力によって侵害・干渉されない一定の生活領域を保障する権利です。

C.正しい。S23世界人権宣言。
すべての人民とすべての国とが達成すべき基本的人権についての宣言です。

D.誤り。公共の福祉に反する場合。国民の基本的人権(言論・結社・身体の自由)を制限出来ます。

よって×○○×となり選択肢4が正解となります。

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