保育士の過去問
平成25年(2013年)
保育の心理学 問85
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問題
保育士試験 平成25年(2013年) 保育の心理学 問85 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、アタッチメント(愛着)についての記述である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
乳児が身近な特定の他者との間に結ぶ情愛的な関係を( A )は「アタッチメント(愛着)」とよび、その相手となる特定の他者を「愛着対象」とした。乳児は愛着対象を( B )として、探索活動を盛んに行うようになる。一方、アタッチメント(愛着)が形成されると、見知らぬ人を緊張してじっと見たり、見知らぬ人に抱かれると泣き出したりすることもみられる。これを( C )という。
【語群】
ア 安全基地 イ 引っ込み思案 ウ アジトスペース
エ ギブソン(Gibson, J.J.) オ 人見知り
カ ボウルビイ(Bowlby, J.)
乳児が身近な特定の他者との間に結ぶ情愛的な関係を( A )は「アタッチメント(愛着)」とよび、その相手となる特定の他者を「愛着対象」とした。乳児は愛着対象を( B )として、探索活動を盛んに行うようになる。一方、アタッチメント(愛着)が形成されると、見知らぬ人を緊張してじっと見たり、見知らぬ人に抱かれると泣き出したりすることもみられる。これを( C )という。
【語群】
ア 安全基地 イ 引っ込み思案 ウ アジトスペース
エ ギブソン(Gibson, J.J.) オ 人見知り
カ ボウルビイ(Bowlby, J.)
- Aエ Bア Cウ
- Aエ Bウ Cオ
- Aカ Bア Cオ
- Aカ Bウ Cイ
- Aカ Bウ Cオ
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この過去問の解説 (4件)
01
A カ:ボウルビイ
愛着理論を確立しアタッチメントを定義したのは、イギリス出身の心理学者でもあり精神分析学者でもあるボウルビイです。
B ア:安全基地
探索活動をして不安が大きくなると、安全基地に戻るという行動をとるようになります。
C オ:人見知り
生後8か月頃になって、自分と関わりの深い人が区別できるようになってから人見知りがみられるようになります。
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02
B.ボウルビィの後、メアリーエインズワースの安全基地の概念により構造化された子供は、親との信頼関係によって育まれる『心の安全基地』の存在によって外の世界を探索でき、戻ってきたときは喜んで迎えられると確信する事で帰還できるとしています。
C.赤ちゃんの人見知りは8か月頃から始まり、「8か月不安」とも呼ばれています。
ギブソン:アメリカの心理学者。知覚研究を専門。アフォーダンスの概念を提唱しました。
よって、選択肢3が正解となっています。
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03
A.カ ボウルビィ
B.ア 安全基地
C.オ 人見知り
アタッチメント(愛着)とは、特定の対象との間に形成される特別な情緒的結びつきであり、ボウルビィが名付けました。愛着対象となる特定の人ができると、その人を安全基地として、そこから離れて探索活動を行う際にも安心して行うことができる。ただし、アタッチメント(愛着)が特定の人との間に形成されるとその人以外の人に対して人見知りをするようになる。
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04
ボウルビィ・・・特定の対象との間に形成される情緒的結びつきをアタッチメント(愛着)と名付けた。
安全基地・・・愛着対象となる特定の人から離れて探索活動を行うことも安心して行える。
人見知り・・・アタッチメント(愛着)形成されると、その人以外の人に対して起こる。
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