保育士の過去問
平成25年(2013年)
保育の心理学 問100
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問題
保育士試験 平成25年(2013年) 保育の心理学 問100 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
5歳の男児。遊びや生活の規則に従えず、集団行動が苦手である。着席していても、そわそわしてじっとしていられず、保育士の話を最後まで開かずに思いついたことをすぐに発言してしまう。一つの遊びに集中せず、片づけができない。しばしば要求や指示に従わず、課題を完成させることができない。危険な場所にも、あまり考えずに入りこんでいき、擦り傷などが絶えない。
【設問】
この子どもに対する配慮として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 間違った行動に対して直ちに強く叱責する。
B 花丸やシールを使い、褒められたことが目で見える工夫をする。
C 注意はその場で短く、わかりやすく行う。
D 良い行動が見られても、褒めることは最小限にする。
【事例】
5歳の男児。遊びや生活の規則に従えず、集団行動が苦手である。着席していても、そわそわしてじっとしていられず、保育士の話を最後まで開かずに思いついたことをすぐに発言してしまう。一つの遊びに集中せず、片づけができない。しばしば要求や指示に従わず、課題を完成させることができない。危険な場所にも、あまり考えずに入りこんでいき、擦り傷などが絶えない。
【設問】
この子どもに対する配慮として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 間違った行動に対して直ちに強く叱責する。
B 花丸やシールを使い、褒められたことが目で見える工夫をする。
C 注意はその場で短く、わかりやすく行う。
D 良い行動が見られても、褒めることは最小限にする。
- A○ B○ C× D○
- A○ B× C○ D×
- A× B○ C○ D○
- A× B○ C○ D×
- A× B× C× D○
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この過去問の解説 (3件)
01
A ×
この子どもは注意欠陥多動性障害(ADHD)であることが疑われます。時と場合によりますが、強く叱責しても逆に注目されたと喜んでしまい、行動の改善にはつながりません。行動を改善するためには、間違った行動をとってしまう原因を捉え、粘り強く接しながら調整していくことが理想です。
B ○
視覚的な補助は有効なので、適切な配慮であるといえます。
C ○
具体的で簡潔な指示が有効なので、適切な配慮であるといえます。
D ×
良い行動が見られたときは、きちんと褒めて、子どもの自尊心を高める配慮が大切です。
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02
Aが×・・・不適切な行動がある場合は、穏やかに具体的な指示を一つずつ行うことが適切です。注意欠陥多動性障害の児童に、強く叱責しても、反抗を促すだけであり、正しく行動することに繋がらない場合が多いです。
Dが×・・・よい行動は、その場で直ぐにほめることが大事です。
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03
A 間違ったことに対して強く叱責するのは本人の自尊心の低下に繋がります。子どもの特性を受け止め、わかりやすく伝えることが大切です。
B 適切です。問題文のような特性をもつ子どもに対しては視覚的な補助が伝わりやすいです。
C 適切です。子どもが望ましくない行動をした時、長々と注意をするよりはその場ではっきりと短くわかりやすく注意した方が子どもに伝わりやすいです。
D 小さなことでも褒めることによって子どもは自信が付きます。子どもの成長には褒めることが大切になってきます。
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