保育士の過去問
平成24年(2012年)
小児保健 問74

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 平成24年(2012年) 小児保健 問74 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、母子保健対策に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 母子保健とは、母性と小児の健康上の問題に対処して、そのQOLの向上を図ることを目的とする。
B 公的な母子保健活動の基幹となるものは、「母子保健法」である。
C 母子保健サービスの一環として都道府県が実施主体となるものに乳幼児健康診査がある。
D マス・スクリーニング検査とは、3歳児健康診査時に行う発達検査である。
E 就学時健康診断は、地域の保健センターが実施主体である。
  • A○  B○  C×  D×  E×
  • A○  B×  C×  D×  E○
  • A×  B○  C○  D×  E×
  • A×  B×  C○  D○  E×
  • A×  B×  C×  D○  E○

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解…「1」
A・〇
母子保健とは、母と子の健康保持と増進を図ることで、母性と小児の健康上の問題に対処して、そのQOL(生活の質)の向上を図ることを目的としています。

B・〇
公的な母子保健活動の基幹となるものは、「母子保健法」です。この法律は母子健康手帳の交付、3歳児検診、養育医療の給付などを規定しています。


C・✕
母子保健サービスの一環として“市町村”が実施主体となるものは、1歳半検診と3歳児検診の乳幼児健康診査があります。

D・✕
マス・スクリーニング検査とは、新生児全員に行われる検査で、先天性代謝異常や疾患を発見するものです。生後4~7日に行われます。

E・✕
就学時健康診断は、毎年10・11月に小学校へ入学が予定されている子どもに行われるもので、近隣の各小学校で実施されます。

参考になった数6

02

【正解】 1

A ○
母子保健は、母性と小児の健康上の問題に対処して、そのQOLの向上を図ることを目的としています。

B ○
正しいです。
『母子保健法』第1章 総則 第1条 には、
「この法律は、母性並びに乳児及び幼児の健康の保持及び増進を図るため、母子保健に関する原理を明らかにするとともに、母性並びに乳児及び幼児に対する保健指導、健康診査、医務その他の措置を講じ、もつて国民保健の向上に寄与することを目的とする。」とあります。

C ×
乳幼児健康診査は、地域の保健センターが行います。

D ×
マス・スクリーニング検査とは、新生児全員に対して公費で行われる検査です。先天的な病気を早期発見し、発病する前から治療ができるようにする目的で行われています。

E ×
身体の疾患や、知的発達の度合いを検査する目的で、小学校入学前年の11月30日までに行われます。
市町村や都道府県の教育委員会が管轄しています。

参考になった数2

03

正解は1です。

A 適切です。

B 適切です。

C 乳幼児健康診査は地域の保健センターが主体となって実施しています。

D マス・スクリーニング検査とは、新生児全員に対して行われる検査で、先天的な病気の早期発見・治療・対応が目的となっています。

E 就学時健康診断は小学校入学の前年の11月30日までに市町村や都道府県の教育委員会が主体となって行っています。

参考になった数0