保育士の過去問
平成24年(2012年)
小児栄養 問82

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問題

保育士試験 平成24年(2012年) 小児栄養 問82 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、乳児期における脂肪摂取及び脂肪の消化に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「日本人の食事摂取基準(2010年版)」において、0~5か月の脂質の食事摂取基準(%エネルギー)の目安量は、男性女性とも50である。
B 「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、乳児は母乳(または人工乳)が主たる栄養源であり、n‐6系脂肪酸、n‐3系脂肪酸が必要となる可能性はないとして0~5か月のn‐6系脂肪酸及びn‐3系脂肪酸の目安量は示されていない。
C 胆汁の成分の一つである胆汁酸は、コレステロールから生合成される。
D 胆汁酸は、脂肪を糊化することにより、脂肪の消化に役立つ。
※ 「日本人の食事摂取基準」は、2020年版が最新です。
「日本人の食事摂取基準」は5年毎に改定されています。
この設問は、2012年に出題された設問になります。
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この過去問の解説 (3件)

01

【正解】 3

A ○
「脂質の食事摂取基準」(p.104)参照

B ×
「n-6系脂肪酸の食事摂取基準」(p.106)には、男女ともに4gとあります。
「n-3系脂肪酸の食事摂取基準」(p.107)には、男女ともに0.9gとあります。

C ○
胆汁酸は、肝臓でコレステロールを酸化することで産生されます。

D ×
胆汁酸は、脂肪を糊化ではなく「乳化」することにより、脂肪の消化に役立ちます。

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02

正解…「3」
A・〇
表にて記されてあります。

B・✕
0~5か月の目安量として、n‐6系脂肪酸は男女ともに4g、n‐3系脂肪酸は男女ともに0・9gと記されています。

C・〇
胆汁の成分の一つである胆汁酸は、肝臓で作られる液体です。コレステロールなどの有形成分と、ナトリウムイオンなどの電解質から生合成されています。

D・✕
胆汁酸は、腸内で洗浄の役割をすることで水に溶けない脂肪と結合し、水と化合することで脂肪の消化に役立ちます。

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03

正解は3です。

A 適切です。

B 「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、0~5か月のn‐6系脂肪酸の目安量は男女ともに4g、n‐3系脂肪酸は0・9gとなっています。

C 胆汁の成分の一つである胆汁酸は肝臓でコレステロールが酸化することによって作られます。

D 胆汁酸は、脂肪を「乳化」することにより、脂肪の消化に役立っています。

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