保育士の過去問
平成24年(2012年)
保育原理 問107
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 平成24年(2012年) 保育原理 問107 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、保育制度の歴史に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 明治32(1899)年に、文部省は「幼稚園保育及設備規程」を公布し、幼稚園の保育目的、編制、組織、保育内容、施設設備に関して、国として最初の基準を定め、入園対象の年齢、保育時間、保姆1人あたりの幼児数等を規定した。
B 「幼稚園令」は、わが国の幼稚園に関する最初の勅令として、大正15(1926)年に公布された。そこでは、幼稚園の目的を「家庭教育を補う」とし、入園児は5歳児に限定されていた。
C 昭和38(1963)年に、文部省と厚生省の連盟で「幼稚園と保育所との関係について」という通知が出された。
D 昭和40(1965)年に、厚生省は、保育所における独自の保育内容を明らかにしたものとして「保育所保育指針」を発表した。3歳以上の保育内容としては、幼稚園と同じ5領域が設定されていた。
A 明治32(1899)年に、文部省は「幼稚園保育及設備規程」を公布し、幼稚園の保育目的、編制、組織、保育内容、施設設備に関して、国として最初の基準を定め、入園対象の年齢、保育時間、保姆1人あたりの幼児数等を規定した。
B 「幼稚園令」は、わが国の幼稚園に関する最初の勅令として、大正15(1926)年に公布された。そこでは、幼稚園の目的を「家庭教育を補う」とし、入園児は5歳児に限定されていた。
C 昭和38(1963)年に、文部省と厚生省の連盟で「幼稚園と保育所との関係について」という通知が出された。
D 昭和40(1965)年に、厚生省は、保育所における独自の保育内容を明らかにしたものとして「保育所保育指針」を発表した。3歳以上の保育内容としては、幼稚園と同じ5領域が設定されていた。
- A○ B○ C○ D×
- A○ B○ C× D○
- A○ B× C○ D×
- A× B○ C○ D○
- A× B× C○ D×
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
A:「幼稚園保育及設備規定」は1899年6月に幼稚園に関する最初の独立法令として公布されました。児童の受け入れ人数、保育士一人あたりが保育できる子どもの人数、保育時間、保育項目、建物の内容を枠として制定されました。
B:「幼稚園令」は1926年4月に勅令されました。第1条で児童の入園は、3歳~尋常小学校就学始期に達するまでの幼児として、事情がある場合においては文部大臣の定めるところにより、3歳未満でも入園できました。
C:「幼稚園と保育所との関係について」通知されるまでは、それぞれ独自の教育・保育が行われていましたが、「保育所のもつ機能のうち教育に関するものは幼稚園教育要領に準ずることが望ましいこと。」とあり3歳以上児の保育園の保育においては幼稚園教育に準ずることとなりました。
D:1965年の「保育所保育指針」では健康、人間関係、環境、言葉、表現の5領域に設定されていましたが、3歳以上との表記はありません。
参考になった数54
この解説の修正を提案する
02
幼稚園は家庭教育を補う保育を目的にすると規定されました。
B.誤り。大正15年「幼稚園令」公布。幼稚園令では入園児を5歳児のみに限定はしておりません。
3歳~学齢までの幼児となっていました。
C.正しい。正しい説明です。
D.誤り。昭和40年に保育所保育指針が作成されました。当時は「通知」でした
(※現在は告示です。)
4歳以上児の教育の内容については幼稚園に準じ6領域に設定されていました。
よって○×○×となり選択肢3が正解となります。
参考になった数35
この解説の修正を提案する
03
A 適切です。明治32(1899)年に、文部省は「幼稚園保育及設備規程」を公布し、幼稚園の保育目的、編制、組織、保育内容、施設設備に関して、国として最初の基準を定め、入園対象の年齢、保育時間、保姆1人あたりの幼児数等を規定しました。
B 「幼稚園令」は1926年4月に勅令されました。また、入園児は、5歳児のみではなく、3歳~尋常小学校就学始期に達するまでの幼児とされていました。
C 適切です。昭和38(1963)年に、文部省と厚生省の連盟で「幼稚園と保育所との関係について」という通知が出されました。
D 昭和40(1965)年に作成された保育所保育指針では、
4歳以上の保育内容として、当時の幼稚園と同じ『健 康、社会、言語、自然、音楽、造形』の6領域が設定されていました。
参考になった数12
この解説の修正を提案する
前の問題(問106)へ
平成24年(2012年)問題一覧
次の問題(問108)へ