保育士の過去問
平成24年(2012年)
養護原理 問130

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問題

保育士試験 平成24年(2012年) 養護原理 問130 (訂正依頼・報告はこちら)

平成23年7月に、児童養護施設等の社会的養護の課題に関する検討委員会・社会保障審議会児童部会社会的養護専門委員会は「社会的養護の課題と将来像」を示した。次の文は、この報告における社会的養護の「基本的考え方」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 社会的養護は、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行う。
B 社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」という考え方と、「社会全体で子どもを育む」という考え方を理念とし、保護者の適切な養育を受けられない子どもを、社会の公的責任で保護養育し、子どもが心身ともに健康に育つ基本的な権利を保障する。
C 社会的養護は、「養育機能」、「心理的ケア等の機能」、「地域支援等の機能」を持つ。
D 社会的養護と一般の子育て支援施策は、一連の連続性をもつものであり、密接な連携が必要である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

社会的養護は、保護者のいない児童や虐待を受けた子、保護者が育児放棄した子ども等を社会的に養育し子どもがより良い発達をしながら、楽しく、幸せな暮らしができるように援助します。子どもの養育が困難な家庭には支援をしながら子どもが健やかに育てるようにすることも大切です。社会的養護は、保護者が育てられない子ども全てを、公的に養育するため、養育機能、心理的機能、地域支援機能を持つ必要があります。社会的養護と子育て支援は別物ではなく、これから社会を担う子どもの順調な発達を支えるためには、密接な連携が必要です。

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02

正解は1です。

A 保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことは社会的養護にあたります。

B 社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」という考え方と、「社会全体で子どもを育む」という考え方を理念としています。保護者の適切な養育を受けられない子どもは、社会の公的責任で保護養育し、子どもが心身ともに健康に育つ基本的な権利を保障します。

C 社会的養護は、「養育機能」、「心理的ケア等の機能」、「地域支援等の機能」を持ちます。

D 社会的養護と一般の子育て支援施策は、一連の連続性をもちます。そのため、様々な関係機関(市役所・学校・児童相談所・保育所・福祉施設など)が密接となり連携を取り合うことが大切です。

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03

正解は1です。

A~D、すべて「社会的養護の課題と将来像」の中の1「基本的考え」(1)「社会的養護の理念と機能」に該当する文章です。

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