保育士の過去問
平成24年(2012年)
養護原理 問132

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問題

保育士試験 平成24年(2012年) 養護原理 問132 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、乳児院等における家庭支援専門相談員の業務内容についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 保護者等への施設内又は保護者宅訪問による養育相談、養育指導等を行う。
B 里親委託促進のため、里親希望家庭への相談・養育指導、委託後における相談・養育指導、里親の新規開拓を行う。
C 養育里親における養子縁組推進のため、養子縁組希望家庭への相談・養育指導、養子縁組後における相談・養育指導を行う。
D 地域の子育て家庭に対する育児不安解消のための相談・支援等を行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

家庭支援専門相談員は、保護者に寄り添いながら相談支援する専門職です。子どもが安心・安定した生活ができるように、保護者や他の機関と連携して子どもの最善の利益を考える業務です。保育士は子どもに寄り添って保育する立場ですが、家庭支援専門相談員は保護者側の立場で子どものことを考え、子どもと保護者双方にとって最善の方法を考えます。乳児院等で生活する子どもは、様々な理由で保護者と離れて暮らしているため、なるべく子どもと保護者との距離が離れないように面会を提言したり、保護者の元へ子どもが帰れるよう育児指導や援助をします。また、地域の子育て家庭で悩む保護者の相談や支援も行います。
やむを得ず、里親宅に子どもを委託する時には里親宅の養育相談や援助を行う業務もありますが、里親委託についての業務は近年、里親支援専門相談員という専門職が配置されてきているため里親業務は主に里親支援専門相談員が行うようになってきています。

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02

正解は1です。

家庭支援専門相談員は、入所児童の早期退所を促進するために、親子関係の再構築等が図られることを目的とし、虐待等の家庭環境上の理由により入所している児童の保護者に対して、児童相談所との密接な連携のもとに、電話や面接等の支援を行います。配置施設は、児童養護施設、乳児院、情緒障害児短期治療施設及び児童自立支援施設です。

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03

正解は1です。
A~Dすべての記述が適切です。

A 家庭支援専門相談員は、保護者のもとを訪ね、養育に関する相談や指導を行います。

B 里親希望家庭への指導や相談も家庭支援専門相談員の大切な役割です。委託前だけでなく、委託後も養育者の相談や指導にあたり、関係を密にしていきます。

C 家庭支援専門相談員は里親家庭だけでなく、養子縁組家庭の支援も行います。里親家庭と同じく、養子縁組希望家庭への相談や指導にあたります。

D 地域の子育て家庭に対する育児不安解消のための相談・支援等も家庭支援専門相談員の重要な役割です。

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