保育士の過去問
平成23年(2011年)
社会福祉 問5
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問題
保育士試験 平成23年(2011年) 社会福祉 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、母子世帯の福祉制度利用に関する【事例】である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【事例】
母子世帯の母親Xは、小学1年生の長女Yを学童保育(放課後児童健全育成事業)に預けて、パートタイムで勤務していたが、会社が倒産したため収入が途絶えた。再就職もなかなか進まず生活に困窮したため、( A )に( B )を申請したところ、支給が決定され、生活扶助や住宅扶助に加えて、Yについて( C )も支給されることとなった。
【事例】
母子世帯の母親Xは、小学1年生の長女Yを学童保育(放課後児童健全育成事業)に預けて、パートタイムで勤務していたが、会社が倒産したため収入が途絶えた。再就職もなかなか進まず生活に困窮したため、( A )に( B )を申請したところ、支給が決定され、生活扶助や住宅扶助に加えて、Yについて( C )も支給されることとなった。
- A福祉事務所 B児童扶養手当 C生業扶助
- A福祉事務所 B生活保護 C教育扶助
- A福祉事務所 B生活保護 C生業扶助
- A児童相談所 B児童扶養手当 C教育扶助
- A児童相談所 B生活保護 C生業扶助
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この過去問の解説 (3件)
01
A 「福祉事務所」が正解です。
生活保護の実施などに関する業務は福祉事務所が行います。
一方、児童相談所は、児童に関する相談に応じる機関で、子どもの障がいに関する相談、虐待等を含む養護相談などに対しての支援を行ってます。
B 「生活保護」が正解です。
「生活に困窮したため」という文言から答えが導きだされます。児童扶養手当は、ひとり親家庭のための手当であるので、Xさんの働いていた会社が倒産して初めて申請するとは考えにくいです。
C 「教育扶助」が正解です。
教育扶助は、義務教育期間中の子どもに対して受けられる扶助です。「生業扶助」は、自立して働くための扶助ですが、高校などの就学にあてる資金にもなります。Yちゃんが小学1年生なので、教育扶助を受けることになります。
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02
生活保護の<○○扶助>の種類は整理しておきましょう。
まず事例の内容を読むと母親の収入が途絶え生活に困窮して・・・とありますので、適切な選択肢としては「福祉事務所」となり「生活保護」を申請となります。
「児童扶養手当」はひとり親家庭に支給されています。母子家庭・父子家庭にもH22~支給されています。
「教育扶助」は義務教育就学中の学用品費用などです。
「生業扶助」は就職や開業などの技能修得金、就職支度金、高校の授業料等も含まれますがYちゃんは小学校1年生のため、教育扶助が適切な解答です。
よって選択肢2が正解となります。
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03
A:福祉事務所
生活困窮者に支給されるのは生活保護です。生活保護の実施などに関する業務は福祉事務所が行います。
児童扶養手当は、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある児童,または20歳未満の心身に障がいのある児童を養育するひとり親家庭等に支給されます。
児童相談所は、子どもの障害相談、虐待等を含む養護相談の支援を行います。
B:生活保護
児童扶養手当は上記の通り、ひとり親家庭に支給さますので、すでに受給していると考えられること、また、「生活に困窮したため」という記述から、申請するのは「生活保護」だと考えられます。
C:教育扶助
教育扶助は、義務教育期間中の子どもに対して受けられる扶助で、通常は生活扶助と合わせて支給されています。
生業扶助は、自立を助長する上で必要な費用に充てるための扶助です。大きく分けて就労支援、高等学校等就学費です。「小学生の」Yについて支給されるということは、解答として適切ではありません。
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