保育士の過去問
平成23年(2011年)
児童福祉 問22
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問題
保育士試験 平成23年(2011年) 児童福祉 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【I群】の法律等の名称と【II群】の文を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【I群】
A 児童福祉法
B 児童憲章
C 児童の権利に関する宣言
D 児童の権利に関する条約
【II群】
ア すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。
イ 児童は、あらゆる状況にあって、最初に保護及び救済を受けるべき者の中に含められなければならない。
ウ 締約国は、すべての児童が生命に対する固有の権利を有することを認める。
エ すべて児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない。
【I群】
A 児童福祉法
B 児童憲章
C 児童の権利に関する宣言
D 児童の権利に関する条約
【II群】
ア すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。
イ 児童は、あらゆる状況にあって、最初に保護及び救済を受けるべき者の中に含められなければならない。
ウ 締約国は、すべての児童が生命に対する固有の権利を有することを認める。
エ すべて児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない。
- Aア Bウ Cエ Dイ
- Aイ Bエ Cウ Dア
- Aウ Bア Cイ Dエ
- Aエ Bア Cイ Dウ
- Aエ Bウ Cア Dイ
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この過去問の解説 (3件)
01
A 児童福祉法
エは、児童福祉法第1条の文言です。
B 児童憲章
我が国における、児童福祉の理念を明文化した憲章です。具体的な施策や罰則を規定するものではありません。
C 児童の権利に関する宣言
1924年に国際連盟で採択された「児童の権利に関するジュネーブ宣言」は、第一次世界大戦で被害を受けた児童の救済を目的としているので、「保護及び救済を受けるべき者」という部分がヒントになります。
D 児童の権利に関する条約
「締約国」から「条約」が導きだされます。従来の、家族や社会に守ってもらう権利だけでなく、児童が自ら主張し自らを守る権利が盛り込まれたことが特徴です。「生命に対する固有の権利」に表れています。
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02
A 児童福祉法:エ
「児童福祉の理念」の文言です。
戦後間もない1947年に初めて制定されました。 多くの子どもが戦争により親を亡くし、戦争孤児となった背景から、子どもの健やかな成長と最低限度の生活を保障するために、児童福祉法が制定されました。
B 児童憲章:ア
児童憲章十二の文言です。
第2次世界大戦後の社会的・経済的に荒廃した状況の中で、戦災孤児や浮浪児対策を優先するため、社会や国民一般の児童に対する責任を改めて明確にするため制定に至りました。
C 児童の権利に関する宣言:イ
第8条の文言です。第一次世界大戦で多くの子どもが命を失ったことを反省し1924年、「児童の権利に関するジュネーブ宣言」として国際的機関で初めて宣言されました。この宣言において、児童は「保護及び救済」の対象です。
D 児童の権利に関する条約:ウ
Cの児童の権利に関する宣言に続いて、児童の権利に関する条約が1989年に署名され、1990年9月2日に効力が発生。この条約は、児童を「保護の対象」としてではなく「権利の主体」としています。
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03
年代別に並べたり一文が出題されていますので、年代順に並べて確認しておくことが必要です。
A(エ)児童福祉法 第1条(児童福祉の理念)すべて児童はひとしくその生活を保障され愛護されなければならない。
B(ア)児童憲章 十二すべての児童は愛とまことによって(略)みちびかれる。
C(イ)児童の権利に関する宣言 児童はあらゆる状況のあつて最初に保護及び救済を受けるべき者の中に含められなければならない。
D(ウ)児童の権利に関する条約 第6条(生命、生存及び発達)締結国はすべての児童が生命に対する固有の権利を有することを認める。
よってエアイウとなり選択肢4が正解となります。
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