保育士の過去問
平成23年(2011年)
発達心理学 問43
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問題
保育士試験 平成23年(2011年) 発達心理学 問43 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【I群】の用語と【II群】の記述を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【I群】
A 共同注意(ジョイント・アテンション)
B 社会的参照
C 心の理論
D 自尊心
【II群】
ア 行動の達成の成功や失敗の原因を推論する過程。
イ 自分自身を基本的に価値あるものとする全般的な評価。
ウ 1歳前後の子どもが、どう行動すべきかについて、大人の感情的サインから読み取ろうとすること。
エ 視線や指さしについて、何を見たり、何を指しているかを相互了解すること。
オ 他者の内面において、自分の知っていることと異なる信念があるとわかること。
【I群】
A 共同注意(ジョイント・アテンション)
B 社会的参照
C 心の理論
D 自尊心
【II群】
ア 行動の達成の成功や失敗の原因を推論する過程。
イ 自分自身を基本的に価値あるものとする全般的な評価。
ウ 1歳前後の子どもが、どう行動すべきかについて、大人の感情的サインから読み取ろうとすること。
エ 視線や指さしについて、何を見たり、何を指しているかを相互了解すること。
オ 他者の内面において、自分の知っていることと異なる信念があるとわかること。
- Aイ Bウ Cオ Dア
- Aウ Bア Cエ Dオ
- Aウ Bエ Cア Dイ
- Aエ Bウ Cア Dオ
- Aエ Bウ Cオ Dイ
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この過去問の解説 (3件)
01
Aはエです。共同注意(ジョイントアテンション)とは、同時に同じ出来事に注意を向けること。子どもの成長課程では、生後3か月ころから視線を使って9か月ころからは指さしを利用して、相手と同じものを見ようとすること、つまり共同注意が機能し始めます。
Bはウです。社会的参照とは、他者への問い合わせともいわれます。相手の表情やしぐさを見て、行動を変えることをいいます。
Cはオです。心の理論とは、人とコミュニケーションをとるときに、相手の立場を考えて無意識に使っている心の知識のことです。コミュニケーションに障害のある子どもは、心の理論を獲得できていないことが考えられています。
Dはイです。自分自身を意義ある存在として評価する自尊心は、自己を形成し、発達していくために大切なものです。
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02
A 共同注意(ジョイント・アテンション)とは、視線や指さしについて、何を見たり、何を指しているかを相互了解することで、生後3ヶ月頃から見られるようになります。
B 社会的参照とは、1歳前後の子どもが、どう行動すべきかについて、大人の感情的サインから読み取ろうとすることを言います。
C 心の理論とは、他者の内面において、自分の知っていることと異なる信念があるとわかることを言います。
D 自尊心とは、自分自身を基本的に価値あるものとする全般的な評価のことです。
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03
A-エ…共同注意(ジョイントアテンション)は、母親と乳児といった複数の人がほぼ同時に同じ出来事に注意を向けることをいい、共同注意をすることで、経験世界を他者と共有していく大切なステップです。
B-ウ…社会的参照とは、他者への問い合わせ、人の反応への準備行動のことです。乳児は、他者特に親の感情的サイン(相手の表情やしぐさ)を見て、対象への行動を変えていきます。
C-オ…心の理論とは、自分や他者の行動を
予測したり、説明したりするために使用される心の働きについての知識や原理のことです。
D-イ…自尊心は、自分自身にとって中心的なものであり、生涯にわたる自己形成や発達に不可欠なもので、多くの自己評価経験を積み重ねて形成された自己評価的な感情です。
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