保育士の過去問
平成23年(2011年)
発達心理学 問44

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 平成23年(2011年) 発達心理学 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、胎児期の発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 胎児は、外界からの音刺激を受けて、体を動かすことがある。
B 胎児は、指しゃぶりといった反射行動をすでに始めている。
C 胎児は、すでに味覚刺激を弁別している。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

Aは○です。胎児は、妊娠6か月ころから音が聞こえるようになり、音に反応して体を動かすこともあります。

Bも○です。胎児は妊娠4~5か月ころから、お腹の中で指しゃぶりをしているのが見られます。

Cも○です。妊娠28週くらいになると味覚が発達して、胎児は苦みよりも甘みを好むことがわかっています。

参考になった数15

02

正解は1です。

A…胎児の内耳の完成は早く、妊娠6か月ごろから機能し始めています。これは、胎児が子宮の中で、さまざまな音を聴収できることを意味しています。

B…胎児のときに最初に発達するのが、皮膚感覚による感触です。皮膚感覚は妊娠8週ぐらいから発達しはじめ、12週ごろには大人と同じくらいまでになります。妊娠4~5か月になると、赤ちゃんは口に触れる指をしゃぶるようにもなります。

C…妊娠20週くらいまでには舌や口腔内の感覚ができあがるので、そのころには味を感じることができると考えられています。妊娠28週くらいになると、甘味と苦味がわかるようになり、甘い味を好むようになります。

参考になった数1

03

正解は1です。

A~C、すべての記述が適切です。

A 胎児の聴覚は妊娠6ヶ月頃から機能しはじめ、外界の音が聞こえるようになると言われています。そのため、母親の声などに反応を示し、身体を動かすことがあります。

B 指しゃぶりなどの反射行動は胎児期から見られます。

C 妊娠20週頃から、胎児の舌や口腔内の感覚ができはじめ、28週頃には味覚が感じられるようになると言われています。

参考になった数0