保育士の過去問
平成23年(2011年)
精神保健 問58
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問題
保育士試験 平成23年(2011年) 精神保健 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、小児期の分離不安障害に関する記述である。症状の一つとして適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 大切な人を失ってしまうのではないかという恐れをもつ。
B 迷子になることへの恐れをもつ。
C 愛着の対象となる人から離されるのを予期したときに腹痛を繰り返す。
D 持続的に登校を嫌がり、あるいは拒否し続ける。
A 大切な人を失ってしまうのではないかという恐れをもつ。
B 迷子になることへの恐れをもつ。
C 愛着の対象となる人から離されるのを予期したときに腹痛を繰り返す。
D 持続的に登校を嫌がり、あるいは拒否し続ける。
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この過去問の解説 (3件)
01
小児期の分離不安障害は、家から離れることや愛着のある人と離れることを過剰に不安がることで、子供の発達レベルに見合う程度を超えた過剰な不安を示すものをいいます。子どもの不安が1か月以上持続して、ひどく悩んだり行動面に支障をきたしたり七る場合は、分離不安障害とみなします。
分離不安障害の場合、親からの分離に対して強い苦痛を伴っている場合が多く、登園や登校時に頭痛や腹痛などの身体症状を訴えることが多いです。
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02
ABCD、すべて○です。
親や家などと離れることを極度に不安がり、行動に支障をきたすレベルになっていると、「小児期の分離不安障害」とみなされます。
小児期の分離不安障害ではAのように大切な人を失うことへの恐怖が過剰で、Bのように迷子を恐れ、Dのように登校を嫌がり、無理に登校させようとするとCのように腹痛などの身体症状が現れることが多くあります。
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03
A~Dすべての記述が適切です。
A 小児分離不安障害の症状の一つに『大切な人を失ってしまうのではないかという恐れをもつ』というものがあります。身近な養育者(母親など)を突然失ってしまうのではないかという不安に襲われ離れられなくなる状態を言います。
B 迷子になることへの恐れは、誰にでもあることですが、それが極端な恐れとなり養育者から離れられない、外出を嫌がるということになると、分離不安障害が疑われます。
C 『愛着の対象となる人から離されるのを予期したときに腹痛を繰り返す』ということも分離不安障害の症状として挙げられます。精神面の不安が身体症状として現れています。
D 養育者から離れられない、離れたくないという気持ちが身体症状として現れ、登校を拒否したり、朝起きることができないというようなことが起きます。
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