保育士の過去問
平成23年(2011年)
小児保健 問66

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問題

保育士試験 平成23年(2011年) 小児保健 問66 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、脳の発育・発達に関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。
  • 脳幹は、生命の維持に必要な心臓、呼吸、体温調節などの機能をつかさどっており、出生時にほぼ完成している。
  • 脳の重量は、生後急速に増加して、3歳で成人の約80%、6歳で約90%に達する。
  • 乳幼児期の脳の重量の増加は、主として脳神経細胞の数の増加による。
  • 脳神経細胞からでている突起(軸索)は、情報の受け渡しを担っている。
  • 軸索は、髄鞘形成によって、情報をより早く、より正確に伝えるようになる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

乳幼児の脳の重量が増えるのは、脳神経細胞の数が増えるためではありません。脳神経細胞の数は出生時が一番多く、加齢とともにその数は減少していきます。
しかし出生後、脳神経細胞同士をつなげる神経回路のネットワークが発達するため、それに伴って脳の重量は増加していきます。

1、2、4、5は、すべて適切な記述です。

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02

正解は3です。

3が×…大脳新皮質の約140億個の脳細胞の数は、出生時にほぼそろっていて、出生後に増加はしません。脳細胞の働きを助けるグリア細胞の増加と脳細胞同士の神経回路が密になるため重量が増加します。

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03

正解は3です。

・乳幼児期の脳の重量の増加は脳細胞の働きを助けるグリア細胞の増加と脳細胞同士の神経回路が密になるために起こります。脳神経細胞の数は出生時が一番多く、加齢とともにその数は減少していくようになっています。

その他の記述は適切です。

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